◆ おまけ ◆

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今だからいえる、制作裏話

第1楽章「ボロシューズ」
GMがシナリオを組むとき、ストーリーの骨子として組むのは、「登場人物の思惑と能力」「現在の環境」「時間経過による環境の変化」くらいで、あーしたらこーなる、この敵がこーしゃべってこんな感じで戦う、といった、いわゆる「シナリオ」は組みません。
ある程度物語が進めば、自動的に「シナリオ」に近いものが自動生成されてくるのですが、基本的には、PCには「好き勝手」やってもらいます。

…ええ、裏目に出ました(笑)。
第1話でもあり、キャラクターのイメージも決まっていない状態ですから、それこそ、舞台と謎だけ用意して、後は適当に、と考えていたら、本当に3人とも無茶苦茶始めました。
後は読んでの通りです(爆)。
第2楽章「組曲This is your friend.」
ボロ靴のマーチは、その名の通り4楽章の行進曲(のつもり)です。
そのうち、第2楽章、第3楽章は4節で1楽章を構成する、いわゆる「組曲」になっています。
ここから始まる第2楽章は、1〜4節分のお話で、小説風に言うと、第2話から第5話までということになりますね。
第2楽章「組曲This is your friend.」は、前回でPCのキャラクターイメージもおおむね見えてきたので、その辺に一石投じてみよう、という楽章です。
楽章のタイトルは、これから個人編に入って、色々なキャラクターを出していくよーって心意気と、読者の方に、物語の案内役となる主人公3人のことを、こんな子供たちですよーって紹介するつもりのダブルミーニングだったり。偉そうですね。
第2楽章・1節「トラブルナンバー」
まずはハリー君の周辺を固めるべく、双子とライバルが登場します。
どうでも良いですが、双子の「絵」は超好みで描きました。どっちが姉だかすぐ忘れます。

ストーリーのほうは、前回のグダグダっぷりを払拭するべく、ショッキングな事件からスタートしたつもりですが…結果は見ての通りグダグダです(爆)。
第2楽章・2節「ローフルガンナー」
キッド君主人公の回です。ずっと子供ばっかりだったので、今回は大人、プラム&オニオンさんです。
ちなみに、MIBって、一般名詞ですよね? いや、もう旬じゃないとは思ってるんですよ?

グダグダっぷりはまだまだ続きます。
プレイヤーにはそろそろ毎回のストーリーの大筋がどんな感じになるか掴めているはずですが、相変わらずそんなこと気にせず色々好き勝手しています。
むしろ「これがボロ靴テイストだ!」と言わんばかりの暴走ぶり。
第2楽章・3節「ラン・モア・ラン」
シューズ主人公の回です。ってか、そのはずでした。
シューズが主人公→ヒロインピンチ→走って活躍するシューズ→やっぱ凄いぜ主人公!の完全な図式が、夏休みを前に脆くも崩れ去った話でした。

第1話の段階ではただのモブくらいのつもりで登場させた委員長ジュディが、なぜかヒロインの地位に上り詰めていますが、そこはRPGマジック。
ストーリーを作るのはGMでは無いと言うことの顕著な例ですよ。…ぐはぁっ!

敵側では、ハザードの立役者、ドゥーベさんの登場です。こういう敵キャラ大好き。口八丁手八丁のトリックスター。動かしやすいったらないですよ。

GM作業はこの話が一番つらかったです。だってあいつらストーリーの動きがある日(敵の行動予定日)以外の全部の日を充実した夏休みにするためにガンガン行動するんだもん。
舞台設定を地元ベースで考えといて良かったですよ。(突然変なところに出かけられても対応可能。)
第2楽章・終節「Walk‘in on your…」
第2楽章の終節です。「トラブルナンバー」で、双子を2重人格だと誤解してウロウロしていた3人が面白かったので、今回はその裏(裏の裏? 表?)をかいて本物の2重人格の登場です。

女版シューズであるヴィスは、シューズ本人にはものすごく嫌われましたね。同族嫌悪?
冒頭でも述べていますが、今回もシューズ主人公の話のはず、だったんですが…なんでだろう?
キッドのプレイヤーはこの話が一番好きだそうです。特に序盤のネタが。
もうなんだか色々細かい伏線(GMだけでなくPCも張る。)が色々で、正直限界ですよ?
間奏曲「in the war, in the paradise」
「楽園の中で、戦いの中で」。元ネタは漫画「ここはグリーンウッド」。
本来、日々繰り返される日常こそが、人の紡ぐ自分だけの物語、です。魔王が復活しなくても、世界が危機にさらされなくても、出生の秘密なんかなくても、百年に1人の才能が無くても、その物語はあなただけの、かけがえのない物語、なのです。そんな感じのお話。

ハリーがどこかの主人公っぽい人を押しのけて主人公になった回でもあります。
どこかの主人公っぽい人は、どうやら縁の下の力持ちタイプだったようで、そう見ると、随分頼りがいのある奴にも見えてきます。
…あれ? 「ボロ靴のマーチ」配役ミスってねえ?
第3楽章「組曲Home…and Way」
ボロ靴のマーチも後半戦に差し掛かりました。あと半分!
 今までは、事件と謎が固定されていたため、そこまでたどり着く道筋は自由であり、プレイヤーの動き次第でした。つまり、基本グダグダの進行だったわけですが、ここまでの流れは、キャラクターの『動機(cherishというゲームでは、これがどのくらい強いかがキャラクターの最終的な強さの明暗を分けます。)』となる要素を積み上げる時間だったのですね。十分に友達を増やし、設定を深め、プレイヤー自身が使うための伏線を張りまくったここからは、事件と謎が怒涛のごとく押し寄せてきます。
それでも、危機においてこそ、わかること。それが、自分の立ち位置(home)と進むべき道(way)だってことですね。
第3楽章・1節「トラブルナンバー・2’nd」
人気者のハリー君です。色々なNPCとの関係が敵・味方にこれだけ分かれるキャラクターも珍しいんですが。それだけ彼自身の主張がはっきりしているということでしょう。それが魅力ともいえますね。

飛行機落としです。コロニー落としよりマシです。ついでに最終話の伏線です。長らくお付き合いいただいたダニエルドゥーベ退場の回でもあります。

時間制限ありのパニック、慌てふためく主人公。グーニーズという映画がありまして、GMの聖典でもあるのですが、そんな感じを狙っております。
第3楽章・2節「冒険者たちへ」
タイトルの元ネタがわかりやすくなってきました。ガンバと仲間たちです。

キッド君の「ばあちゃん」設定は、キャラクターシートにも記述がなく、プレイヤーがゲーム中に言いだし、ことあるごとに口ずさんでいたことですが、勝手に設定を拝借しました。まさか博士がキッドのおばあちゃんと…GMもびっくりの事実です。

開始直後に、シューズプレイヤー曰く『恐怖判定』の大技をかましてみました。この日を境に、物語の流れが暗くシリアスなものに変化します。その意味で、非常に大きな意味を持つイベントですね。

敵側では、ラゴ君が登場します。こういう子も好き。『とりあえず強い』がコンセプトで、その割には応用範囲の広い専用技とか持っていて、力押しでも戦えるのに隙がない、みたいな。
惜しむらくは一瞬で退場してしまうこと? いや、暴れ始めたらキリがないんですけどねー。
第3楽章・3節「金星−fallen angel−」
ヴィーは、後半戦から登場のせいか、その設定の「濃さ」の割に影が薄い、ぶっちゃけ微妙なキャラです。
とはいえ、決めてしまったことですからー。出しますよ、ルシフェル。

この話のメインは序盤の「家族編」です。プレイヤー任せシリーズそのいち〜。

この話は、いつものような「謎」や「事件」がなく、あくまで物語のクライマックスに向かうための息継ぎ、的な役割です。とはいえ、プレイヤーやキャラクターにとっては、希望に満ちた前半から、どうにも身動きがとりにくい後半と、展開の浮き沈みが激しいきつい回だったでしょう。
章タイトルの意味は、ハザード設定とか読むと、わかるかも? 読まなくてもわかるかも?
第3楽章・終節「goodbye dream」
ありがちな自己補完セラピー型「夢の中」編です。プレイヤー任せシリーズそのに〜。

はじめは全部シリアスかなって思ったんですよ?でも、話の構成自体のありがちっぷりから考えても、GM主導のストーリーでシリアスオンリーなんてキモチワルイ!って、感じちゃうんです、ワタクシ。
ということでー。ドゥーラゴーク登場〜&ストーリー作りはプレイヤーに任せたー。 

キャラクターたちも上手いこと唸ってくれましたので、出来は良かったかな?

ぶっちゃけ、ジュディ解放のシーンは、その場にいないと分からないノリだったかな〜と、いうのが反省点。後でリプレイに起こしてもらったのを読んでみたら、やってた本人が「あれ?ここ随分唐突じゃね?」と思ったんですから、読者の方は言うに及ばず。こう、行間読みまくって脳内補完して欲しかったり。ジュディは、あの夢の中で、ドゥーベと一緒にシューズたちの行動をずっと見ていました&ドゥーベと共生したときに、ドゥーベとシューズたちの戦いの記憶も全部見ました、と。この辺を手がかりにしてね。
第4楽章「言葉は沈黙に」
わかってますよ。だってジブリが映画化するなんて思わなかったんだもん。評判は悪かったみたいだから、知名度はそんなに上がってないと思うんだけど、それでもなー。タイトルの元ネタはバレバレ。

最終章ですからスッキリいきます。物語の中で出会った仲間たちの力を借りて、でっかいボスとのガチバトル。ダメージの桁に笑ってください。
終章「少年たちのマーチ」〜エピローグ
テーマはカタルシス。気持ちよく全力で戦闘し、敵の事情や想いも理解し、実はみんな良い奴だったんだよ。みたいな。…ありがち?
良いンですよ王道ストーリー万歳!

不安だったのは最後の判定でキッドかハリーが大失敗出さないかってそれだけ。
地上に帰ってから微妙に序盤のグダグダが始まりそうになってたのが笑いどころ。
GMの感想を一言。「やっとおわったー。」
 

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