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◆ 第一話 ◆ パンデモニウム | |||
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| 夏のある日 | |||
| GM
じゃあ、マックに集まる頃には11時か?
トラ そんなもんですかね? マヨ まー12時には追い出されるだろうから、次はカラオケ屋に移動か? マック24時間か? GM いいのか中学生。 マヨ いまさら。 GM まあね。夏休みだから、その辺に学生ぽいのがいっぱいいるな。 トラ でもさすがにカラオケ屋には入れなさそう。 マヨ まー、外でだべってりゃ、2時間くらいつぶれるか。 GM んだね。 トラ どこで試すの? マヨ 「マッキー。」 マッキー 「あん?」 マヨ 「条件とかないのか? 電話が通じるのに。」 マッキー 「いや…午前2時、自分の電話に電話…しかきいてないぞ。」 マヨ 「ふん。あと、そのオチは? 電話が通じた者は、3日以内に…とか、ないのか?」 マッキー 「さ〜…3日以内に嫁ができるとかか?」 マヨ 「嫁なら良いがね。」 マッキー 「背が10cmのびるとか?」 マヨ 「それもOK。」 トラ 「おっマジでか!?」 マヨ 「反応しない。」 マッキー 「まあ、危険な話は補足されて無かった気はするぞ。」 マヨ 「なら、良いか。」 マッキー 「そういえば携帯でおもいだした。」 マヨ 「言ってみろ。」 マッキー 「あ、これは噂と関係ない話ね。」 トラ 「うんうん。」 マッキー 「8月31日なんだけど…携帯会社『 I・Do この世界で最大手の携帯電話の無線通信サービスを提供する会社。 呼び名は「アイ・ドゥ」。 』から、新型携帯が発売されるんだけど、その発売イベントが、『I・Do』本社であるんだよ。いかない?」 マヨ 「興味ないな。何か得はないのか?」 マッキー 「イベントだから、携帯の周辺ツールをプレゼントするゲームがあったり…格安で昔の携帯が手にはいったり。」 トラ 「ほ〜。」 マッキー 「…ま、おれが行きたいのは、白石六花(しらいし りっか)のサイン会だけどな。」 マヨ だれ? GM 最近ポッと出のアイドル。 マッキー 「『I・Do』の携帯CMに起用されている娘だよ。」 トラ 「そっかぁ。」 GM CMは、金色の蝶が集まり、一つの携帯電話になる。 で、それを使っている少女が白石六花。 トラ 「俺は新作の携帯の方が興味あるな〜。その日は予定がないから、行けるぞ。」 マッキー 「いこうぜ!」 マヨ 「構わんよ。」 マッキー 「じゃあ8月31日な。一応、新型携帯の抽選もあるらしい。」 マヨ 「OK。」 GM じゃあ、そんなこんなでだべってると時間も過ぎていきます。 ナオも途中で合流して…時間は24時か? トラ 「どこでやるよ? 公園とか? それとも学校に戻る?」 マヨ 「公園でよかろう。」 マッキー 「なんか座りっぱなしで腰いたくなってきた。もう公園いく?」 マヨ 「うん。」 GM じゃあ、移動して、そこから1時間ほど時間つぶしか。 トラ は〜い。怖いおにいさんとかいない? GM お兄さんはいないね(笑)。 …話す事もなくなって、マッキーは携帯アプリとかで遊び出す。 マヨ 俺は街灯の下で、文庫本でも開く。 GM じゃあ、それぞれ時間をつぶしているわけね。 トラ うん。俺はとりあえずうろうろしてる。 マヨ 「ふわ。眠くなってきたな。」 トラ 「2時きっかりじゃないとダメなの?」 マッキー 「そのへんは…そうなんだろう…あと3分だな。 …ちなみに誰が電話する? みんないっぺん?」 トラ 「だと思ってた。」 マヨ 「どっちでも良いが、俺はかけるぞ。」 マッキー 「おけ。じゃあ、それぞれな。」 トラ 「じゃ、しょうがない。それぞれにやるのか。ちょっと聞いてみたいじゃん。大人のマヨとか。」 マッキー 「かわんねーんじゃね?」 マヨ 「大人の冒険家とかな。」 マッキー 「トラの方が気になるな(笑)。」 トラ 「俺はこのまんまだ!」 マヨ 「だろうさ。」 マッキー 「どうするよ、圏外ですっていわれたら(笑)。」 トラ 「せつね〜。」 マヨ 「 夢がかなった冒険家として未踏の世界を飛び回るという夢。ってことさ。良いことだろ?」 トラ 「そっか!」 マヨ 「どっかの洞窟で白骨になってるかもしれんがね。」 マッキー 「わはは。」 トラ 「でもどうせならつながってほしいよね〜他人でも。」 マッキー 「んだな〜。」 マヨ 「自分のTEL番で他人が出るのは、例え事故でもぞっとしないけどな。」 トラ 「そりゃそうだけど。」 マヨ 「さて、そろそろか?」 マッキー 「うし…今のうちにプッシュ…」 トラ 「なんか、緊張してきた…。」 マヨ 準備完了。あとは通話ボタンを… トラ うっし! 準備万端。 ナオ 「じゃあ、10秒前になったらカウントするよ…」 マヨ 「時刻、人によってズレてないか? どうなのその辺?」 ナオ 「大丈夫、あわせてあるよ! 僕の時計はぴったしのはず。」 トラ 「OK。さすがナオ。」 ナオ 「1分前。」 トラ 「やだな〜この待ち時間。」 マヨ 「胆試しはこうじゃないと。 音羽屋の鳴り物幽霊が出るシーンによくある『ひゅ〜どろどろどろ〜…』のこと。でも欲しいくらいだ。」 ナオ 「30秒まえ…」 トラ 「おし。こいこい!」 ナオ 「10秒前…」 9… 8… 7… 6… 5… 4… 3… 2… 1… トラ おす! マヨ おす。 マッキー 「発信!」 GM …つー…つー… マッキー 「話し中だな…」 トラ 「あれ!? …話し中。」 マヨ 「こんなもんだろ。」 トラ 「つ〜ま〜ら〜ん〜!」 マッキー 「…あー…無意味な時間を過ごした…」 マヨ 「幽霊の、正体見たり、 枯れ尾花ススキのこと。。」 トラ 「なんだよ〜〜〜〜〜せっかくドキドキしたのにぃ。」 マヨ 「待ってる時間のドキドキが楽しめただけでも、面白かった、と。」 マッキー 「じゃあ、冒険はここまででお開きにしますか。」 トラ 「そろそろ遅いしね〜。」 マヨ 「いまさら。」 トラ 「眠気は覚めちゃった。」 マッキー 「じゃあ、気をつけてかえれよ〜。」 マヨ 「またな。」 トラ 「お〜。」 マッキー 「おやすみ〜。」 ナオ 「おやすみなさい。」 トラ 「次は31日な〜。」 マッキー 「おう! よろしくな〜。」 GM というわけで、夏のある日は終了。 |
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