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◆ 第一話 ◆ パンデモニウム | |||
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| 夏のある日 | |||
| マッキー
「お! いいこと思いついた!」
トラ 「なに?」 マヨ 「なんだ?」 マッキー 「トラの自転車につけね? 48連。」 マヨ 「おお。」 トラ 「いや、お前らちょっと待て!」 マッキー 「で、そのまま走るの。」 マヨ 「どっち向きに付けるかでエキサイティング度が違うな。」 トラ 「お〜それはちょっと惹かれる。」 マッキー 「前は前でかっこいいよな。」 マヨ 「俺は前向きに一票。」 マッキー 「おれも前かな…」 トラ 「いや、後ろだろ。俺が熱いじゃん。」 マッキー 「えー?」 白雪 「また馬鹿なことを…」 マヨ 「黙れピヨ。お前はどっち向きだ。」 白雪 「まったく男ってのはいつまでたってもガキね。」 マヨ 「話にならんな。楠、どっちだ?」 エミリ 「うーん…タイヤにつけてくるくるまわらないかな…」 マヨ 「おお…良いぞ、楠。」 マッキー 「おま! そりゃタイヤまわらない!」 マヨ 「 任せろ。どうにでもしてやる。マヨは、工作の特技を持っている。 」 マッキー 「何をする気だ…(ゴクリ)…」 トラ 「俺のチャリテクを信用してくれているのか!?」 マヨ 「その通りだ。」 トラ 「でも、とりあえず死なない方法で頼む。」 マッキー 「(笑)。」 マヨ 「トラのチャリテク、48連のパワー、2つが合わされば、そう、無敵だ。」 白雪 「何に対してよ。」 マヨ 「黙れピヨ。」 トラ 「う〜ん。俺のレッドドラゴンに不可能はないが、俺の体には限界があるぞ。」 マッキー 「物理的にふかのじゃね?」 …図を描くマヨ… マヨ 「これでいける。」 トラ 「じゃあ、火避けをつけてくれ。おれが燃える。」 マヨ 「チャリテクで。いける。」 トラ 「そういう熱さは大好きだ! だから、お前も冒険部はいれ。」 マヨ 「ぎにゃー!!」 トラ 「そうしたら考えてやる。」 マッキー 「いい勧誘だ。」 マヨ 「…考えさせてくれ。」 マッキー 「とりあえず、前座でさ、手持ち花火を自転車に」 マヨ 「向けて撃つ、と。」 トラ 「どうしても、おれのレッドドラゴンをいじめたいのか!!!」 マッキー 「違うんだよ! 華麗に変身といってくれ!」 マヨ 「おお。出番か。デコトラならぬ、デコチャリだな。任せろ。」 マッキー 「なんていうの、『こ、ここれが伝説のレットドラゴンか…』って言わせてくれ。」 トラ 「まぁ、う〜ん。そんなに皆に期待されたら、応えずにはいられない俺だが。」 マヨ <工作>で、手持ちを2・30本、 ガラクタ袋 工事現場で拾ったネジや金具の破片、趣味でやった工作で余った材料の切れっ端などと言ったガラクタが、とりあえずまとめて突っ込んである袋。 の中に入ってる針金とかひものきれっぱとかでレッドドラゴンに搭載する。 GM おけ、判定よろしく(笑)。派手さを取るか、安全さを取るか… マヨ 任せろ。手先の器用さでウィズダム駆使。工作レベル2足して、『とにかく派手に』…成功度7。 トラ 『とにかく派手に』!? マヨ 『とにかく派手に』。 GM じゃあ、レッドドラゴンの後ろにたくさんの手持ち花火搭載完了。 マヨ 何を言うかね。レッドドラゴンの『全体に』『かなりたくさんの』手持ち花火搭載完了。 マッキー 「さらば…レッドドラゴン…」 トラ 「あぁ、俺のレッドドラゴンがぁああ。」 マヨ 「かっこよくなったな。」 マッキー 「あとはトラが走り回るだけだな。」 エミリ 「みんなー。写メとるよー!」 マヨ 「おお、楠。さっきから良いこと言うな。」 トラ 「何もつけなくても十分にかっこいいのにぃぃいいいいい…」 GM …カシャ… トラ 「あぁぁぁぁぁああああああ…」 マヨ 「さて、点火するか。導火線は結んであるから、点火も一発だ。」 トラ 「やめろ〜〜〜〜!!」 エミリ 「うわーすごくきれい!」 トラ 「いや、ここは期待に応えて…、やっぱり乗るべきか。」 白雪 「…」 マヨ 「黙るなピヨ。感想を!」 トラ 「よし、これに挑戦せねば、真の冒険家とは言えない!」 マヨ 「あのパッションと、トラの勇気に!」 白雪 「…ほんと…しょうもな…」 トラ あの、リアルに死なない? 乗って走れるの? これ。 マヨ 計算済み。 トラ ほんとに〜〜?? マヨ <チャリテク>に、<工作>成功度の7を+修正。成功すればやけど一つない。 GM 一応やけどしないようにはなってるらしい。 トラ わかった。GMがそういうなら… GM 成功度7はすごいよね。 マヨ 親友のためだよ。必死でやった。 トラ 「よっし! 俺のレッドドラゴンよ! 炎をまといて、敵を切り裂け〜!!」 GM でも、派手さにこったから、半分じゃね〈笑〉。 マヨ おお。その通りだ。 トラ もう乗ったよ!! GM というわけで… トラ ひどいよ!? プレイヤーごとだまされたのか…。 GM よくあるよ(笑)。<フォース判定>で芸術的に走る? トラ いや、気合いと情熱でしょ!! GM ファイトね。難度なしでいいよー。<ファイト>+<チャリテク>+4で。 トラ はーい。ファイト10+チャリテク2+4=16。今は4・4だったので、成功度8。 GM じゃあ、すごく情熱的な走りだった。 トラ 「どうだ〜。俺のレッドドラゴンは。」 マヨ 「えくせれんッ!」 マッキー 「やるな…まさにレッドドラゴン…」 トラ 「ちゃんと乗ってる所を撮っといてくれたか!?」 エミリ 「あ…見入ってた…」 トラ 「なにぃ!!?」 白雪 「もう手持ち花火なくなるよー!」 トラ 「だれかレッドドラゴン特別に乗せてやるよ。」 マヨ 「ピヨ。」 白雪 「えー…?」 トラ 「お。上さん行く?」 マヨ 「行っとけ。良い経験になるぞ。」 白雪 「どんな経験よ。」 マヨ 「…臨死体験?」 白雪 「絶対いや!」 マヨ 「ち。ミクロ肛門女が。」 トラ 「きれいだぞ〜。身近で花火が舞ってて。」 マヨ 「おお…友よ。」 白雪 「もー! いいじゃん! 普通にあげれば!」 マヨ 「まあそうだな。普通にやってさっさと帰るか。そろそろ、目撃されるかもしれないしな。」 トラ 「じゃあ、13連が先かな。」 マッキー 「そだな! じゃ、おれ火をつけるからな。押すなよ! 押すなよ!」 マヨ 「…ふむ。なにか、催促されている。」 トラ 「マッキー、君も冒険心あふれるね! 是非我が冒険部へ。」 GM で、導火線に火をつけて走って戻ってくるよ。 トラ わくわく。 マヨ どきどき。 GM で、夜空に13回「ポンポンポン…」と音がして…カラフルな13の花が咲く。 マヨ 「たまや。」 マッキー 「やっぱいいな〜。夏は花火だよな…」 トラ 「うむうむ。」 マッキー 「…さ、トリ行くか?」 マヨ 「おお、48連。」 マッキー 「…うし…準備OK。トラ冒険してくる?」 トラ 「俺に付けさせてくれるのか!? うっし!! じゃあ、行ってくる☆」 GM シュシュシュ…と導火線の燃える音…で、ぴたっと音がやむ。 マッキー 「…あれ?」 マヨ 「覗けと。覗き込め、と。」 トラ 「しけってるか?」 マッキー 「かな?」 マヨ 「ピヨ。出番だぞ。」 白雪 「馬鹿。」 GM で、そうしてると…筒から次々と光が打ち出されるよ。で、それそれが開き… トラ 「お〜〜っ。」 マヨ 「かぎや。」 GM それから、筒から手持ち花火と同じようにカラフルな光がでて…徐々に収まっていく… マッキー 「夏も終わったな…俺たちの青春も…」 マヨ 「勝手に終われ。」 マッキー 「そんな気にならね? 花火が終わるときって。」 マヨ 「ならんな。」 トラ 「青春はまだ終わってないだろ〜。」 マッキー 「そうですか(笑)。」 マヨ 「美しいものだとは思うが。」 白雪 「そだねー…」 トラ 「また明日には熱く燃えるのだ。」 マヨ 「良い事を言う。」 マッキー 「じゃあ、線香花火か?」 |
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| GM
というわけで、しみじみ時間が始まる。
トラ 「お。おれは絶対に落とさないぞ。」 マッキー 「そういえばさ…こんな噂知ってる?」 トラ 「どんなの?」 マッキー 「『ペルソナ様』って奴なんだけどね。」 マヨ 「聞かんな。詳しく。」 トラ 「おれもしらないな〜。」 エミリ 「聞いたことあるかも?」 トラ 「お。そなの?」 マッキー 「なんか未来の自分と話せる方法らしんだけど。 午前2時に、自分の携帯電話で自分の番号にかけるらしいんだ。」 マヨ 「未来の自分か。そそらんな。」 トラ 「そう? おもしろそうじゃん。」 マッキー 「通常、自分の番号を発信すれば話し中になるんだけど。」 トラ 「うんうん。」 マッキー 「その時だけは、未来の自分と話せるんだってさ。都市伝説ってやつ?」 マヨ 「システムエラーか? 工事の時間か何かに、旧電話番号と混線、程度のことだろうな。」 マッキー 「でも何をもってして、未来の自分ってわかるんだろな(笑)。」 トラ 「それは、声とか雰囲気とか???」 マッキー 「まあ、偶然に起こったことかもな〜。」 マヨ 「たまたま繋がった他人の声を、先行した噂のせいで、未来の自分と思い込んだ。」 ナオ 「そだね、声とか雰囲気なんて曖昧なものだし。」 トラ 「なるほどねー。」 マヨ 「さて、未来の自分、か。…どうだろうな。 我々は、今ここで、この話をしたことを覚えている。であれば、未来の自分にも、この記憶がある。 きっと、過去からの電話があれば、取り、そして答える。未来の自分だ、と。 …やってみるか?」 マッキー 「おー…いいね…」 トラ 「うんうん。やってみたい! ちなみにやってみた事ある人この中にいるの?」 マヨ 「それは知りたいな。」 エミリ 「なーい!」 白雪 「そんな噂初めて聴いたわ。」 マヨ 「ナオは?」 ナオ 「うーん、僕も初めて聴いたかな。」 マヨ 「早耳のトラが知らないうわさだからな、こんなものか。」 トラ 「マッキーは?」 マッキー 「おれもやってないよ〜。 …なんにしても、2時までは時間がありすぎだな…」 トラ 「そだね〜。」 マヨ 「片付けして、そのあとマックにでも行くか?」 白雪 「私は帰るよ。」 マヨ 「それが良いな。さすがに女子はまずかろう。」 トラ 「そっかぁ。残念。」 マッキー 「もう10時だもんな…はらへった。」 マヨ 「送ろうか?」 白雪 「……あ、じゃあお願いしよっかな。」 トラ 「楠さんはナオが送っていくのか?」 ナオ 「だよ。」 トラ 「んじゃ、ナオは後で合流? それともかえる?」 ナオ 「マックでしょ? そこで待ってて。」 トラ 「うぃ。マヨは当然合流だよな。」 マヨ 「然り。ピヨを送ってから行く。」 白雪 「…ありがと。」 トラ 「うんうん。じゃ、マッキーと2人で待ってるよ。」 マヨ 「じゃ、あとで。」 マッキー 「じゃあ、かたづけるぜい!」 マヨ 「おお…そうだった。火の始末をせねば。」 マッキー 「俺とトラでいいだろ。親御さんが心配するから先いっていいぜ。」 マヨ 「なるほど。そうか。では任せる。」 トラ 「おう。気をつけてな〜。楠さんも上さんも来てくれてサンキュな〜。」 エミリ 「すっごい楽しかったよ! またさそってね!」 ナオ 「またあとで。」 マヨ 「ではな、楠。」 エミリ 「じゃね〜マヨ君。」 トラ 「(マッキー。俺はレッドドラゴンの片付けで手一杯だぞ。あとはまかせた。)」 マッキー 「なんだってー!」 マヨ 「じゃ、親が心配するといかんし、ちゃちゃっと帰るか。」 白雪 「…うん。」 マヨ 遠いのかな? GM 方向的には雪は駅のほう。だから、歩いて15分くらいかな。 マヨ おお、ちょうど良いな。マックも近いし。 GM そだね。 マヨ 特に言うこともないので、のんびり黙って帰ります。一応、道路側歩くくらいはしますがね。 GM 雪もこれといって話すことがないのか、そのままついて行くよ。 マヨ あと、前方から人影が来たときはちょっと先に出て警戒したりね。常識の範囲内で。 GM おけ。 マヨ 「さて、このへんか?」 白雪 「あ、うん。ありがとね。」 GM じゃあ、そのまま駅北口のマンションがならぶ方へ。 マヨ 「おお、良い場所に。」 白雪 「そんなことないよ。じゃあ、また…夏休み明けに…かな?」 マヨ 「だな。元気で。」 白雪 「うん。じゃあお休みなさい。」 マヨ 「おやすみ。」 |
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