|
◆ 第一話 ◆ パンデモニウム | |||
| |||
| 夏休み最後の日 | |||
| トラ
17時までは屋台とかイベント見に行っていいんだよね?
GM いいよー。ちなみに後方の、眼鏡でうつむきがちの女の子は、同じクラスなので君たちに会釈するよ。 マヨ だれよ? GM 「辻本恵(つじもと めぐみ)」って子。おかっぱ頭。 トラ 「辻ちゃんも来てたんだ〜!!」 マヨ 「めぐめぐ、丁稚奉公かー。」 GM すごい困った顔するよ(笑)。で、挨拶もせずに目をそらしちゃう。 マヨ 「まー、暖簾分けまで辛抱プリーズ?」 恵 「…。」 トラ もう一人の子は〜? 違うクラスの子? GM うん、もう一人はアスナとおなじクラスの子。 マヨ 「さて、変わり映えしない同級生の顔より、RiIKKAの顔でも拝みに行くのも良いな。どうする、友よ?」 GM かなり長い列ができてるね。20分待ちぐらい。 マッキーはかなり列の先の方に進んでる。 ナオはどこかでふらふらしてる。 トラ 「そっか。俺はそこまでりっかファンじゃないし。屋台で食いもん買いたいな〜。」 GM あ、ごめん。抽選登録すれば、チケットがもらえるんだった。 マヨ なんの? GM 焼きそばか、綿菓子か、たこ焼きのどれか。 トラ 「お〜いいねぇ。」 マヨ 「行かないと。」 トラ&マヨ 「たこ焼き!」 トラ 「く、マヨとかぶったか…。」 GM 屋台はビルの外だね。入り口周辺。 マヨ 「ままよ。ぶらぶら行こうか。」 トラ 「マヨ、りっかいいの?」 マヨ 「どうでも。」 トラ 「んじゃ、外行くか。」 マッキー 「おーいサインもらったぞ!!」 GM 君たちがまだ階段を下りる前、降りようとした君達にむかってマッキーが声をかけてくる。 トラ 「うぉ! 早かったな〜、意外と。写真とってきた?」 GM で、振り返った時に、ウィズダムでチェック。 マヨ 成功度4。 トラ ウィズダム4だよ。5+3で8でたので、4失敗。 GM じゃあ、左の階段に向かっているときに、マヨだけ気がつくね。 サインの列に並んでいる女性の手提げから、財布を抜くキャップの男性。 で、財布をそのままポケットに。で、マヨと目が合う。 マヨ 「どうでもいー…」 GM じゃあ、男性はそのまま君と逆側の階段を、走って下りていくね。 トラ 「マヨ、どうかした??」 マヨ 「ん? あそこの兄ちゃんがスリ。走ってくだろ。」 トラ 「んなぁにぃ〜〜〜!!!」 GM 右側の階段を下りようとしているよ。 トラ 「な〜んでそ〜ゆ〜の、放置するの!!」 マヨ 「どーでもいーし。」 トラ 猛烈ダッシュ。人押しのけるよ。 マヨ 「おお…」 トラ 「すみません。すみません。」 マヨ 「しゃあないか…」 GM じゃあ、スピードで勝負ね〜。階段まで行かれてるから、トラには−3の修正つけて。 トラ はーい。 マヨ まって。その前に。ガラクタ袋に手ぇ突っ込んで、ねじやら何やら一掴み。 GM ほいよー。 マヨ 階段降りる途中で、スペース空いているならだけど、床にガラクタぶちまける感じで、投げてみようか。 男に当てるつもりはない。足元が滑れば良い。 GM それは運だな〜階段だと人は動いてるからね…。そのタイミングねらってなら。 マヨ 当然。簡単とは思っていない。 GM じゃあ、タイミングの有無をサイコロで決めるね。 トラ 「あの人スリですー!」って叫んだらダメ? GM いいんじゃない。 マヨ 人が止まればチャンス到来。男も慌てて一石二鳥。 GM 「あの人」が誰なのか伝われば。 マヨ 誰でも良いよ。人の足は止まるし、心当たりのある奴は焦る。 GM まあ、動いてる人の足は止まりそうだな。じゃあ、追っかけながら言う? トラ ん。追っかけながら、叫ぶ。「あのオトコ、スリだぞ〜〜〜!!」 GM トラの大声で群衆が止まる。ちょうどスペースができるよ。 トラ うん。 マヨ では、どうせチャンスは1回。じっくり狙ってウィズダムで。修正は? GM 距離で−2。 マヨ < 投げ物 マヨの特技の1つ。 距離感覚や方向感覚が良く、物を投げて的に当てたりするのが上手い。 >+ウィズダムで、−2付けて成功度4。階段を下りる途中の男の足元に、小さいガラクタが散らばる。 GM じゃあ、スリの男は、転ばないよう耐えようとするけど…転倒する。 マヨ 「まあ、すぐ起きるわな。がんばれ、トラー。」 トラ 「うぉ〜さんきゅー!!」 とりあえず、俺は追いかけるよ〜。 GM 階段を少し転がりおちてから、立ち上がるよ。 じゃあ、トラとスピード判定で勝負しよか。こっちは転んだので−4ね。 トラ じゃぁ、勝負〜! マヨ トラが追いついても振りほどかれるといかんし、俺も左の階段おりとこ。 トラ トラは−3だっけ? GM 人混みがさっきの声で止まったから、マイナス無しでいいよ。 トラ では…ひどい。トラは1成功…。 GM こっちは8成功。そのまま出口の方に走って行くよ。 トラ 負けた〜〜… マヨ 「ま、こんなもんだ。さて、ネジやら何やらひろっとこ。怒られんように。」 トラ 「警備員さ〜〜〜ん! あのキャップの男スリだ〜。」 マヨ 「おそッ!」 トラ 「だって、自分が追いかける方で精一杯だったもん。」 GM 警備員は、それを聞いて、慌てて出口から出て行きます。 マヨ 「おお、ナイス。ガラクタ拾い終わるまでかえってくんなよー。」 トラ 「ぜーはー。」 GM 外まで追いかけていく? トラ とりあえず、皆の所に戻るよ。 |
|||
|
マッキー
「おいおい、すげー騒ぎだな…」
マヨ 「ちょい手伝え。そのネジ拾ってくれん?」 マッキー 「こんなにぶちまけて…目立たないんじゃなかったん?」 マヨ 「一握りだよ。いいとこ30。すぐ片付けるって。」 トラ 「ごめんな〜。追いつけんかった〜!」 マヨ 「しゃあない。どんまい。」 トラ 「気合いで追いかければ良かったかな〜〜〜…」 マヨ 「それでも無理だろ、あの逃げっぷりじゃ。」 トラ 「ま、後はプロに任せよう。」 GM 入り口から、サングラスをかけたスーツの男が入ってくるよ。両脇に黒服2人つれて。 スーツの男 「おーい。なにがあった?」 トラ 「なになに!?」 マヨ 「ほっとけ。近くのこんぱにょんが説明するだろ。」 GM って、サングラススーツの男が警備員らしき男を捕まえて話をきいてる。で。 スーツの男 「おい、そこのガキ。そこの、白髪のお前だ。」 マヨ 「うん?」 スーツの男 「なにあった?」 マヨ 「え、えっと、ぼく、よくわからないです…」 トラ たちわり〜な〜。 スーツの男 「あーん? 警備責任者だせこら!」 マヨ 「す、すいません…」とかいって涙ぐんでみようか。 スーツの男 「とりあえず、事務所こいや。警備員つれてこい!」 トラ 「おい、マヨ! ちゃんと答えればいいじゃん!」 マヨ 「えー? 見て分からん奴は、聞いても分からん。」 スーツの男 「なんじゃトラ頭。なにかあるんか?」 マヨ 「ほらな?」 トラ 「だって、俺ら悪いことしてないんだから、堂々と話すればいいじゃん。」 スーツの男 「おめーの口からききてーっていってるんだよ!」 GM スーツの男はマヨに目線をあわせるように、そこでうんこ座りする。 マヨ 「おお、それにしては口の利き方が気に食わんかった。どーもソーリー?」 トラ 「スリのおにーさんがいたから、ちょっと追いかけただけだよ。警備員さん反応遅いんだもん。」 マヨ 「おま、それひど。」 スーツの男 「あー、おまえどこ中だ?」 トラ 「だって、なんか、俺たち悪者扱いされてたら、ちょっとカチンって。」 マヨ 「まあ、わかるけどなー。」 スーツの男 「とりあえず、ここじゃ何だから事務所こいや。」 トラ 「え〜俺たち、抽選あるから、それに間に合うようにしてくれる?」 スーツの男 「だいじょぶだ、事務所はここだから。」 トラ 「あ〜〜〜〜〜!!」 マヨ 「なんだ? どうした、友?」 トラ 「たこ焼き買いに行く所だったんだよ!」 マヨ 「おお!」 スーツの男 「ちょっとまて…はなしが先じゃ。」 トラ 「忘れてたよ〜。先に貰ってきてもいい? それ持って事務所行くからさ。」 マヨ 「そうだな。それが良い。」 スーツの男 「たこ焼きな…あとで持ってきたてやるよ。カツ丼の代わりに。」 トラ 「持ってきてくれるの!?」 マヨ 「あのな。話聞きたいなら、何を、だれに、どう聞くきたいか、先に考えろ?」 スーツの男 「いいんだよ! まとめてきくからよ!」 マヨ 「俺らは、もう、話した。」 スーツの男 「何を?」 マヨ 「言ったろ。スリが出て、そいつ追いかけたって。」 トラ 「それ以上話すことってなかったな。そういえば。」 スーツの男 「おまえいってねーじゃん!」 マヨ 「話聞け? 『俺らは』だ。『俺は』じゃない。 AorBだ。AandBじゃない。日本人は勤勉です、って言うとき、全日本人を指すか?」 スーツの男 「たく、ここだと色々お客さんにめーわくだから来いって言ってんの。 スリだかなんだかしらねーけど、表で男は捕まえたよ。その話をきかせろって言ってるんだよ。」 マヨ 「いきなり声張り上げて『お客さん』を怒鳴りつけることは迷惑にならない、と。大した営業意識だな。」 スーツの男 「うるせんーな、これが地声だよ!」 トラ 「お。マジで!? 捕まったんだ!! たこ焼き食べながらで良ければ行くよ。」 マヨ 「おお、友よ。大物だ、お前は。一生ついてゆくよ。」 スーツの男 「ついでにしゃべりもこんな感じだわりーか。だから事務所に来いっていってんの。」 トラ 「お兄さん、敵を増やしちゃうタイプだね。」 マヨ 「おま、それひど!」 スーツの男 「んだよ、うるせーな!」 トラ 「あっ、ちょっと言い過ぎた。」 マヨ 「それもひど!!」 スーツの男 「ほら、そこの扉入ってくれよまったく…」 マヨ 「あー、まず名乗れ。それからだ。」 スーツの男 「あーん?」 マヨ 「あんたの性格はどうでも良い。地声もどうでも良い。 だが、誰かも分からん人間との同行はごめんだ。」 スーツの男 「ここの副社長のアキフミってもんだ。」 マヨ 「おお、コンゴトモヨロシク。」 アキフミ 「なんだよそれ…」 トラ 「(そんなエライ人だったんだ〜…)」 マヨ 「(みえんな。人は見かけによらん。)」 トラ 「(うん。たこ焼き買って来いって言っちゃったよ。)」 マヨ 「(いいんじゃないか? 副社長ッつっても、会社を出ればただの兄ちゃんだ。)」 アキフミ 「おら! とっとと入れ!」 トラ 「は〜い。」 アキフミ 「佐々木! 宮本! ガキどもつれてけ!」 マヨ 「なあ、あきふみさん。」 アキフミ 「んだよ?」 マヨ 「なんでもいいんだけどな。意味とか、一切考えずに、言って欲しい言葉があるんだよ。それ聞いたら、俺なんでも話すよ。どう?」 アキフミ 「…おまえろくな事かんがえてねーだろ。」 マヨ 「『話が聞きたいんだ。少しだけ、そこの事務所に来てくれないかな?頼むよ。』…この程度。楽だろ?」 アキフミ 「…おお、そだな… は、はなしがききたいんだ…すこしだけ、そこのじむしょにきてくれないか …でいいかコラ?」 マヨ 「おしい! NG!」 アキフミ 「めんどくせーな!」 GM と、首ボリボリ。 トラ 「コラ、が余計だったよね。」 マヨ 「そう思うか、友よ。では、テイク2!」 アキフミ 「はなしがききたいんだ…すこしだけ、そこのじむしょにきてくれないか…」 マヨ 「がんばれ!!」 GM サングラス取って。マヨの目を見つめて。 トラ 「た…」 マヨ 「そこでにっこり!」 トラ 「もう一声!」 GM じゃあ、ぎりぎりっと顔をゆがめる感じで。 アキフミ 「頼むよ…」 マヨ 「おお!」 アキフミ 「たく…」 立ち上がってサングラスをかけ直す。 トラ 「頑張ったな〜!」 マヨ 「うんうん。」 アキフミ 「ちっ!」 マヨ 「宮本さん、俺らのたこ焼きお願い!」 アキフミ 「…宮本…いってこい…」 宮本 「うす…」 トラ 「よろしく。」 |
|||
|