◆ 第一話 ◆

パンデモニウム
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携帯電話はいずこ
 
マヨ  「おお、トラ。どうだった?」

トラ  「うむ。C組は帰っちゃってたよ。Aの芹沢さんにだけ話聞けた。」

マヨ  「ふむ?」

トラ  かくかくしかじか…と説明します。

マヨ  …さて、一応確認だが、晶は体育に参加してるよな?

GM   してるよ。っていうか、いまこのクラスにいる。

マヨ  「晶。」

GM   机に突っ伏して寝てる。

マヨ  「部長。任せる。」

  「…え…?」

トラ  「アキラさ〜、今日4時間目の体育覚えてる?」

  「………今何時?…」

トラ  「ん? 今放課後。」

GM   この子髪の毛ぼっさぼっさで、目のしたにいつもクマがある。

  「…冒険しに帰らなきゃ…」

トラ  「うんうん。それは俺も大賛成なんだが、その前にちょこっとだけ聞きたい事あるんだよ。」

  「……なんだっけ?……」

トラ  「今日の4時間目、体育だったじゃん?」

  「…うーん……時間割を見る限りだと…そうだね…」

トラ  「おいおい、着替えただろ〜。今日は外でサッカーしなかったか?」

  「…うん…したかも…」

GM   そういえば思い出す。こいつ、炎天下の下で立って寝ていた。

トラ  「うむむ。お前はさ〜、寝てたかもしれんが。教室を出た記憶はあるか?」

  「…うん…あいまい…」

トラ  「そのとき、誰かいた? 教室に。」

  「……たぶん、いなかったような…」

GM   ふあ〜とあくびする。

トラ  「廊下は?」

  「…いたかも、でもいなかったかも…」

トラ  「そうか。わかったよ。では、アキラ隊員は冒険へと向かってくれ!」

  「…トラはなにか冒険中?」

トラ  「おうよ! 日常に潜む神秘を解き明かす冒険中だ!! アキラも気が向いたらぜひ参加してくれたまえ!」

  「…うん、なにか相談事があったら…きいてね…ふあ〜 じゃあまたね…。」

トラ  「お、おう! ありがとな。」

GM   晶は、鞄を引きずって教室から出て行く。

マヨ  「さて、正直、この時点で有効な手はもうないな。 
 
@2・3日様子を見て、事態が動くのを待つ。  
A早いうちにあきふみさんにタレこむ。  

…さあ、当事者、どっちが良い?」

白雪  「たれ込むって何よ。」

マヨ  「聞いての通りだ。これこれこういうことがありました、と話す。
お前との関係は知らんが、彼なら適切な手を打つだろう?」

トラ  「調べてもらえたりするかな??」

白雪  「あんたね…大企業の副社長さんなのよ、忙しいのよ! 迷惑を考えなさいよね。」

マヨ  「だから、はじめに言ったぞ、選べ、と。お前のことだ。お前が決めろ。」

白雪  「なんで、そんな…聞いてくれるわけないじゃない…
じゃあ、@で…それでだめなら新しい携帯買うわ。」

トラ  「いいの?? やってみなきゃわかんないじゃん!」

マヨ  「そう思うぞ。」

トラ  「電話するだけかけてみようよ。」

白雪  「じゃあ、勝手にすればいいでしょ!」

マヨ  「どう思う、トラ? 被害者はコトを大きくしたくない、とさ。」

トラ  「うぬぬ。俺はやれることはやっておくべきだと思う。
でも、俺は上さんの電話番号とか知らないし、やっぱりどうしても大きくしない方がいいなら、このまま様子を見てもいいかな。」

マヨ  「じゃ、本日は解散、と。」

白雪  「うん。」
 
マヨ  「トラ、お勧めはしないが…有効な、という点に目をつぶるなら、まだ打ってない手がないってことはない。  どうする?」

トラ  「当然やるさ!」

マヨ  「可能性を片っ端からつぶす。」

トラ  「全教室の机を調べるとか?」

GM   どのくらいかかるんだ(笑)?

マヨ  「近いな。まずは、ピヨの通った場所をもう一度洗う。
次に、全学年・全クラスで聞き込み。」

トラ  「うん。」

マヨ  「警備員とか含めてな。作業は明日になるが。」

トラ  「そだね。ただ女子トイレとかは今の方が調べやすいかもよ。」

マヨ  「なる。よし、やっておこう。」

トラ  「更衣室はさすがにまずいか。」

マヨ  「使ってなければ問題ない。」

GM   リミット30分ね、結構いろいろ調べていたから。

マヨ  30分なら、トイレと更衣室か。遅い時間にしかできないことを先に。

GM   じゃあ、近い方だとトイレかな。

マヨ  ところがここは楠が。

GM   そだね。

マヨ  と言うことで、更衣室。

GM   体育館ですね。

マヨ  使ってないと良いが。

トラ  うん。

GM   体育館は部活やってそうな…

マヨ  だろうさ。

GM   ちょうど時間的に片づけ&着替えかな。

トラ  もし部活終わりそうな人がいるなら、女子更衣室に落し物ないかしらべてもらおうか?

マヨ  それでいこう。

GM   じゃあ、バスケ部の練習が一段落しそう。

トラ  「ちょっとすみませ〜ん!」

GM   同じクラスの子にする?

トラ  いるのか?

GM   1人ぐらいはいるだろうね。

トラ  じゃ、その子に。

バスケ部女子  「ん? トラじゃん、どしたの?」

トラ  「あのさ〜、着替えるついででいいからさ。女子更衣室にシルバーの携帯置いてあったりしないか、見てきてくれない?」

マヨ  「紛失物なんだが、気づかないところに入り込んでるかもしれない。面倒だが、念入りに頼めないか?」

バスケ部女子  「おっけー! 折りたたみ?」

トラ  「うん。折りたたみだよ。」

マヨ  「こういうのだ。」

トラ  見せれば早かった。

バスケ部女子  「って! Papillon最新じゃん! 誰の?」

マヨ  「それは見つけた後で、本人に聞いてくれ。感謝状でも書かせるさ。」

GM   で、5分くらいして、かな。

バスケ部女子  「見あたらないね…更衣室は、隠れちゃうような隙間もないし。」

マヨ  「助かった。」

トラ  「ありがとな。今度かけもちでもいいから、ぜひ冒険部に入部してくれたまえ!  優秀な隊員は大歓迎だ!!」

バスケ部女子  「無理!(笑顔)。」

トラ  「そか。残念。」

マヨ  「なんかあったら言ってくれ。借りは返す。」

バスケ部女子  「ほーい、お気になさらずに〜。」

トラ  「んじゃ、また明日な。

GM   「またねー。」

マヨ  「おう。」
 
マヨ  「朝早くが良いんだが。トラ、おきられるか?」

トラ  「なんのこっちゃ?」

マヨ  「警備員に話聞きたい。」

GM   用務員さんだね。警備員なんてたいそうなモノはいない。
無断でガラス割って進入すれば、こないこともないが。

マヨ  「あと、人がいないうちに、廊下周りのチェックと、職員室で落し物の聞き込み。」

トラ  「おぉう。そうか! 冒険のためならば、早起きも得意になれる!!」

GM   熱いな(笑)。

マヨ  「グレート! じゃ、明日。」
 
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