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まじょよったりはひがしより |
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公園の死闘 |
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| 平太 「そだ!比嘉!大丈夫か?」 比嘉 「え、ええ、ありがとう、ございます…」 サヤ 比嘉ちゃん。回復必要? WC 彼女の体に目立った傷はない。 サヤ 「だいじょぶそうだね。」 平太 「いきなり、何があったんだ?」 WC 押し倒された時についたであろう、膝に痣などがみえるが、 気にするほどではない。ラブがほしいのでなければ。 平太 そういわれると、何もしない(笑) サヤ 邪魔だったら、消えるからね。 平太 気を遣わないで(笑) 比嘉 「ええと、大門さんと別れて歩いてたら…突然後ろから引っ張られて…あとは、夢中で悲鳴を上げたら、大門さんが来てくれて。 でも、本当に、ありがとうございました。」 平太 「…ふーん…いったい何のタメに…?」 サヤ 「なんでだろう?何か特別なもの持ってたりしないよね?」 比嘉 「はい、心当たりは…ない、と思います。」 平太 「とりあえず、家まで送っていくよ」 比嘉 「でも、大門さん、あの…ごめんなさい!」 平太 「へ?」 比嘉 「私、その、隠し事、してました。」 平太 「…田口さんの事?」 比嘉 「大門さん、そんな風だし、ちょっと、こわっかたから…でも、誤解、してたみたいですね。 ほんとにごめんなさい。」 平太 「あ〜…ま〜…ね〜…」 サヤ 「こわい、って。へーたん、学校であばれないでね〜」 平太 「暴れないから」 比嘉 「ちゃんと、話します。美紀ちゃんのこと。…で、あの、あなたは?」 WC と、サヤに。 サヤ 「あ、ごめんなさい。」 平太 「あああ、えーと…俺のおじさんの…奥さんの…さやねぇ」 サヤ 「ええ。川原沙夜です。」 比嘉 「そうですか。ありがとうございました。」 WC ぺこりと、おかっぱ頭を揺らして頭を下げる。 平太 『力』の発動みちゃってるよね? WC ただ、追求はしてこない。 平太 「あー…一応…このこと内緒ね」 比嘉 「はい。ええと…なにが、ですか?」 平太 「まー、なんて言うか…ここであったこと?」 WC 戦闘は、戦っている当人たち以外には、それほど長く感じられないものだ。 認識的には、猛犬にでも襲われて、へーたや、サヤがそれを追い払ってくれた、 程度かもしれない。 平太 「まあいいや!田口さんの知ってること教えてよ!」 サヤ 「うん。そうだね。」 比嘉 「あ、はい…。 ええと、美紀ちゃんは、確かに、私の、友達でした。」 サヤ 「でした?」 比嘉 「え?…あ、おかしかったですか?」 サヤ 「ごめんなさい。気にしないで。続けてください。」 平太 「うんにゃ。どぞどぞ続けて 比嘉 「あ、はい。 美紀ちゃんは、『綺麗になりたい』っていうのが口癖で。 それで、私、暗いってよく言われるんですけど、その、伝説とか、伝承とか、結構詳しいんですよ。 それで、おまじない、みたいなことも、それなりに知ってて。 それで、美紀ちゃんに、そういうこと、教えてあげてたんです。 美紀ちゃん、あまりグループの子にそういうこと知られえたくなかったみたいで… だから、大門さんに聞かれたときも、隠しておいたほうが良いのかなって。」 平太 「なるほどね〜」 比嘉 「でも、信頼できる人ってわかりましたし… 何か、他に、ありますか?お話したほうが良いこと。」 平太 「その〜…じゃあ、最近見かけないのは、田口さんがおまじないか何かでどこかに行ったって事?」 比嘉 「いえ、そんな、遠くに行くようなおまじないは…さすがに…」 サヤ 「どんなおまじない?」 平太 「なにが必要とか〜」 比嘉 「え? うーん、色々ありましたけど、最近のは『沼の老婆と、夕顔』ですかね」 平太 「それはおまじないの名前? 比嘉 「はい。少し長くなりますけど、お話しましょうか?」 平太 「うん、よかったら教えてくれないかな?」 WC そして、比嘉由良は、夕日を背にして静かに語り始めた。沼の老婆と夕顔をめぐる、物語を… |
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