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まじょよったりはひがしより |
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沼の魔女 |
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| WC
沼沿いに、森の北側入り口にむかう、と。
平太 うん いいよー。一応、夕顔を気にしつつで。 サヤ はい。 WC さて、夕顔は、まだ七分咲きです。時間が少し早いからでしょうか。 平太 ぱっと見、花の数は変わらない? WC ぱっと見渡す限りでは変化はありませんね。 では、そのまま森入り口の、北側で。 昼なお暗い、『おーい、市役所なにやってんだー』という森が。遠くから、森の木々を越えて、高速道路を通る車の騒音が聞こえてきます。 平太 人の通れるような道はある? WC 『散策用』の小道が用意されています。というか、でなければ森の『入り口』と呼ばんです。 平太 でも、手入れがされていなければ、道はあまり道っぽくないんじゃない? 枝とか落ちてて。 サヤ 二人で並んで歩けるくらい? WC 幅1mちょっと位でしょうか。肩が触れ合うのを気にしなければ楽勝。気にしたらかなり狭い、です。 足元は、当然手入れされてませんので、そこそこは歩きにくいでしょう。 平太 人が住んでいそうな所を探しながらいきます。道に沿っていけば南下するよね? WC とりあえず、森に入ってしばらくは一本道。高速のほうに向かう道です。しばらく歩くと、正面と左手に道が分かれます。 平太 人が最近通ってるかどうかって、判定してわかりそう? サヤ 私は、怪異の気配があるか?判定したい。 WC どぞ。クレバネスで。 怪異の気配はわんこ頼り。かなり曖昧になりますが、フィールでどぞ。 平太 最後のDギャンブル☆9+クレバネス。3+2=5です。 WC うーん…へーたには、足下に人の通った跡があるかどうかは、わからんですね。 サヤ とりあえずやってみよ。Aノーマル☆5で、4+8=12です。 WC わんこは、くんくんと周囲を嗅いでいますが…少し首をかしげたあと、「なにもないか」と、振り向きます。 平太 さきに真っ直ぐいこうか? サヤ そですね。OKです。 平太 じゃあ、そのまま真っ直ぐで。 WC では、森の奥へ? 平太 うん。 WC 日が暮れはじめているためか、周囲の確認が難しくなってきます。 平太 一応ライトをつけておこう。 サヤ りょうかい。 WC さて、覚えておいでか知らないが、この森、1km四方もあります。 森の中のことで、何m進んだのかも定かではないが、おおよそ500mも歩いたか、と思われるころ。 サヤ リキに人間の匂いも探してもらった方がいいですかね? 見つけられるかわからないけども。 WC ちょっとした広場に出ます。 |
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| サヤ
…何か発生しそうなので、とりあえず様子見で。
平太 人の住んでいる気配はありそうなのかな? WC 半径10m程度のいびつな円形に、木々が開けており、その先、ひときわ大きな木の根元に、ダンボールで組み立てられたほったて小屋が、ぽつん、と。 平太 「お!」 サヤ 「し〜。」 WC 空は既に群青に染まり、高速を車が走る鈍い音が遠く。 サヤ 「誰かいるかな〜?」 平太 「ちょっと、聞いてくるね。」 小屋に近づきます。 WC ほったて小屋は、子供の身長。へーたの鳩尾くらいまでの高さしかない。 サヤ 「いちおう、気をつけてね。」 平太 「あいよー。」 WC 光の具合か、中は影につつまれ、遠くから覗き込むことはできない。 近づいても、入り口の小ささゆえか、ライトの光は中を照らさない。 平太 「こんちはー…こんばんは、か?」 WC 返事はない。 平太 腰をかがめて、中をのぞき込むよ。 「すいませーん!」 サヤ 背中は警戒しておくね〜。 WC 敷地面積、というのだろうか。ほったて小屋の建っている面積は、良いところ3畳分程度の正方形。 入り口と思しき穴は、その壁の一面、その中央に、70cm四方程度に切り取られている。 ライトの光は、正面の壁を映すが、中に蟠る闇の全ては払えない。 平太 人のいる気配もない? 音とか… WC フィールで。 平太 @ケアフル☆0。 WC ケアフルかよー! サヤ 堅実ですね! WC 老いたよ。彼は。守りに入ってる。 平太 0バーストで6+5=11。…なにか問題でも? サヤ かっこい〜。 平太 このシステムに、守りもなにもないじゃん(笑)。 WC そうだね。耳を澄ますが、物音、といえるような物音は聞こえない。…聞き逃した、のではなく。 サヤ 気配は? WC だれ視点? サヤ へーたんで。 WC もともと、気配というのは、空気の動き・臭い・物音の総称である。空気の動きは、夏の初め、湿気の多い今にそれを計るのは難しい。 平太 ちなみに生活している様子はある? WC 生活の様子は、ある。 平太 じゃあ、そのうち戻ってくるのかな? 「待ってみる? なんか留守みたい。」 サヤ 「そっかぁ。じゃ待ってみよ。」 WC さて、最大でどのくらい待つ? 平太 じゃあ、30分ぐらい。 WC 静かに待ってみるが、家主の帰る気配はない。 平太 「だめだね、かえろっか。」 WC 既に時間は夜といって良いだろう。 サヤ 私くらいのサイズなら中?入れそう? WC 入れる。 平太 他人の家だからな〜… WC 「お邪魔します」って言えば。 サヤ すごいびみょ〜だけど…。 平太 俺だったらやだな。 サヤ いろんな意味で。 平太 あれだ!耐震装置を組み込むという名目有名な詐欺の手法。で! WC 消火器の設置とか?! 平太 屋根をはずそう。 サヤ 屋根はずしちゃうんだ!? 平太 そそ。危ないから。 サヤ それいいかも。 WC 身分証明書を提示しろ。 サヤ 学生証? WC 紙くずだー! 平太 いや、消防署の方からきましたやはり詐欺の手法。。 WC 詐欺師だー! 「ばあちゃん、おれ、おれ、これも詐欺の手法。おれ、おれ、しょうぼうしょのものなんだけどさー。」 平太 絶対違う。 サヤ あとでもとどおり、いや、以前よりも頑丈にさせていただきます! WC どうやってだー! サヤ あ〜、ガムテープは持ってこなかったな〜。 平太 (笑)。 WC 夏休みの工作か。 平太 とりあえず、他の道行ってみる? WC 火でもつけてから。 サヤ どこに!? どこに火? WC 君の胸に聞け。 サヤ んじゃ、とにかく進みますか。 WC さて、この広場、いくつかの道の交差点に当たるらしく、来た道のほかに、2本の道が。 ダンボールハウスを背にして、左手が来た道。で、正面、右手に、2筋の道が伸びている。 サヤ 行ってないほうで、どっちの方が暗いとかある? WC ないね。殆ど同じ。あー、なんぼか、なんぼ−か、真ん中真ん中は森の中央部に向かう道である。当然、やや暗い。が暗い。当たり前だが。 平太 高速側にいく? WC それ背後。道はないよ。…森かき分ける? 平太 じゃあ、右か。 WC それが、南側の森の出口向き。今、ダンボールハウスは、東を向いているわけだね。 サヤ 帰るならそっちですね。 WC 何かを待ち受けるように、月が、ゆっくりと木々の隙間から姿を現す。 サヤ どうしよっかな。再度フィールでしらべるか。 WC なにを? 平太 リキ、まだ田口の臭い覚えているかな? WC おお。CDの。 平太 そそ。 サヤ 忘れてた!! 平太 その臭いがここに残っているか。 サヤ そうだ。それあったね〜。失礼しました。調べよ調べよ。 WC では、いつもので。 サヤ Cケアフル☆0で。7がでたけど5+8=13。 WC リキは、ダンボールハウスをくんくんと嗅ぎまわっている。時折首をかしげながら、あちこちを。繰り返し。 しかし、最後には、「気になるんだが、どうにも納得できない」といった顔で、サヤの元に帰ってくる。 サヤ ん〜〜。 平太 「なーんだ、だめか…」 WC みっくみくにしてやんよー(着信音)! サヤ びっくり。 平太 「お!なんだ?…もしもし?」 文彦 「うーっす。指数カンスー。」 平太 「まだ指数関数かよ。」 文彦 「今だいじょぶ?」 平太 「うん。だいじょうぶだよ。」 文彦 「おまえさ、なんか、やーさんとかとトラブル起こしたりした?」 平太 「なんじゃそら! おれは健全な高校生だぜ。」 文彦 「んー、違うなら良いんだけどさ…」 平太 「なに、やーさんが俺を探してるの?」 文彦 「今日、放課後にな、なんての、たこやきっつか、食道楽みたいな…こう、道頓堀でタイガースが踊ってる感じの…」 八代 「平太?」 平太 「なに?」 八代 「ごめんね。」 平太 「はい?」 八代 「文が馬鹿なこといって。」 平太 「八代?」 八代 「うん。」 平太 「いや、何がなんだかわからんのだが…」 八代 「今日ね、放課後に、関西弁の若い男性が、学校であなたのこと聞きまわってたのよ。」 平太 「ほー…」 八代 「心当たり、ある?」 平太 「全くないな…年齢はどれくらい?」 八代 「そうね、あまり自信はないけど、20代後半、かしら。…スーツ着てたわ。おしゃれな感じの。」 平太 「ふーん…なんだろな…タイガースからのスカウトか?」 八代 「タイガースからのスカウトって、『そいつに、でかい犬連れた美人の知り合いおる?』とか言うのかしら?」 平太 「いわんいわん……そんなにやばそうだった?」 八代 「どう見ても、真面目な会社員、て感じには見えなかった。」 平太 「…了解、ありがと。気にしておいてみるわ。」 八代 「何かやったの?」 平太 「いや、ほんと心当たり無い。うん。俺の野球魂に誓ってそいつ知らん。」 八代 「いいけど。相談、してよね。」 平太 「心配かけてわるかったな。」 文彦 「ですよー。でないと、やしろん、さびしくなって、泣いちゃうモン!」 WC ガッ! 文彦 「ぎゃあ!」 WC つー…つー… 平太 「…かかと落としか?」 サヤ 「どうかした?」 平太 「…んー…なんか、俺とさやねぇを探し回ってる、スーツの男がいるみたいだな…」 サヤ 「なにそれ?」 平太 「心当たりは無いけど、俺とさやねぇの共通点って…」 サヤ 「私とへーたんって事は、この件関係かな?」 平太 「かもね…まあ、実際まったく心当たりがない。」 サヤ 「私も。春さんにも聞いてみるから、何となくの特徴教えて。」 平太 「関西弁をしゃべる、かっこいいスーツの男で、年齢は20代後半ぐらいだって。」 サヤ 「関西弁!?そっかぁ。親戚にもいなかったと思うし。」 平太 「探しているみたいだから、そのうち接触してくるかもね。」 サヤ 「そうね。とりあえず今日は帰った方がいいのかな。」 平太 「んだね〜、時間がねーよ…休みの日に調べた方がいいのか?」 サヤ 「う〜ん。すぐ暗くなって視界悪くなっちゃうしね。」 平太 「かえろっか。」 サヤ 「うん。」 WC どゆふうに? サヤ 南口の方へ向かう、でいいのかな。 平太 うん、いいよー。 WC では、足元に気をつけて森を抜けます。道中、特に異常はなかったですね。 |
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