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虚空の翼
◆2話 ◆ うつつにうつるはまぼろしの |
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マトリクス・ゼロ。
シナリオ「虚空の翼」
第2話「うつつにうつるはまぼろしの」
はじまりー。
平太 ぱちぱち。 サヤ ぱちぱち。 WC さて、前回の事後処理からです。 サヤは、 旦那川原春乃介。サヤの夫である。脱サラして探偵業を営む。 から、前回の仕事、手伝ってくれたお礼ということで、へーたに渡してくれ、と20万ばかし入った封筒を受け取ります。 サヤ 全額へーた? WC だって旦那、サヤが手伝ってたこと知らないもの。 サヤ でも、高校生にその額あげるおじさんはどうかと…。 WC まったくだ。でも… 春乃介 「いや、うん。今回の仕事の報酬ね、120万も頂いちゃったんだよ。なんかね、口止め料みたいなものらしい。」 平太 あれま。 春乃介 「娘は命が助かった。不祥事も出してない被害者と言う形で。後は、当事者が余計なこと喋らなければいい、と。 そんな雰囲気に感じたよ。」 サヤ 「そっか〜。じゃ、へーたんに渡しておくよ。その意味も含めて…。 いや、伝えない方がいいかな。」 春乃介 「どうだろうなあ…サヤから見て、あいつに伝えて良いと思うかい? こういう…その、なんだ、大人の汚いところをさ…」 サヤ 「う〜ん、そだよね。 へーたん、美紀ちゃんに関しては責任感じてる所あると思うから、 普通にバイト代として渡した方がすんなりもらってくれそうな気がする。」 春乃介 「まあ、へーたも甲子園目指すなら長期バイトをしてる暇もないだろうし、今回は良くやってくれたって事でな。 うまいこと言っておいてくれるかい?」 サヤ 「うまいこと…言えるとは思わないけど〜、とりあえず渡してみるね。」 春乃介 「うん、まあ…そうだね。サヤだもんな。」 サヤ じゃ、へーたんに渡しに行くよ。 |
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| 〜7月17日〜 WC 本日、7月17日。 事件の後、少し経っている。 平太 木曜日ね。俺の最近の行動は、「 森と水の憩い公園 第一話「まじょよったりはひがしより」の舞台となった、久々里市にある公園。 無駄に広く、敷地内に、かなり広い沼や森がある。 」の林の中で、技磨きです。学校からすぐに帰って…公園。 サヤ んじゃ、公園まで行くよ。 平太 電話くれれば寄るけどね(笑)。 公園はたぶん秘密にやってるしねー。 サヤ ん〜、どちらにしても前もって電話はかけてると思うから、へーたんの都合の良い方でだいじょぶですよ。 じゃ、来てもらった方が良いか? 平太 じゃあ、電話を聞いていれば、学校帰りに寄るよー。 サヤ 「へーたん、これ春さんから。」 平太 「あ、うん…こんなに?」 サヤ 「うん。バイト代だって。」 平太 「…これは、多いでしょ。たいしたことやってないし…」 サヤ 「探偵業なめちゃだめだよ。これがふつ〜。」 WC 高校生いきなり20万貰ったら心臓止まるよな。 サヤ 現在の私でも。 WC おーい! 平太 「でも、これはサヤねぇとやったことだから…半分でいいよ。」 サヤ 「ん〜、でも春さんはへーたんに渡したかったんだよ。私は春さんからまたもらえばいいし。」 平太 「もらえないでしょ(笑)。」 サヤ 「いやいや。生活費だし。」 平太 「なんにしても、これは多すぎるな…じゃあさ、リキにあげるよ。」 リキ 「ばう?!」 平太 「リキだってがんばったわけだろ?」 リキ 「ばばう、ばう、ばうばう!」 平太 「ほら(笑)」 サヤ 「え〜。確かにリキはがんばってくれたけど…」 リキ 「ばう! ばばうう! ばうばうーん!(14本!14本! 10万円なら煮干14本!煮干しは1本7000円。14本で9万8千円。 )」 サヤ 「リキ、ちょっと。おとなしくしなさい!」 リキ 「ばう…」 平太 「いいんだって! 今回は俺一人でやった訳じゃない。」 サヤ 「う〜ん。じゃ、リキにご褒美買ってあげてもいい?」 平太 「いいさー。」 リキ 「ばう!(14本!)」 サヤ 「ありがと。」 平太 「じゃあ、半分はありがたくいただきます。」 サヤ 「はい。リキ14本いっきには食べないでよ。」 平太 「あ、そだ…サヤねぇこれからどうする? 礼さん 室伏・礼(むろぶし・れい)。 前話で登場した人物。怪しい陰陽師風の好青年(?)。 からはなんか連絡あった?」 サヤ 「ないよ。」 平太 「おけ、じゃあ当面は鍛錬だな。」 WC おお、そうだ。今回、ちょっと気合入ってると思うので、 やる気ポイント へーたの「不屈」ポイント、サヤの「主婦」ポイントのこと。 物語開始時の、キャラクターの「やる気」によってその初期値がわずかに変動する。 4でスタートです。 平太 おー! サヤ うれし〜。 平太 「じゃあ、おれは公園に行くよ。」 サヤ 「私はれーさんにそろそろ連絡を取ってみよっかな〜と思ってるんだけど。」 平太 「あ、そなの?」 サヤ 「うん。いちお連絡先は聞いてた。へーたんも一緒に行く?もし会う事になったら。」 平太 「もちろん!」 サヤ 「おっけ〜。では、また決まったら連絡するね。」 平太 「うん、よろしくね。」 サヤ 「あ、もし時間あるなら、今連絡取ってみよっか。」 平太 「それでもいいよー。」 |
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| サヤ
というわけで。れーさんへTEL。
女性の声 「はい、 GRS八王子支店東京都八王子市。久々里市の西に位置する。 でございます。」 サヤ 「もしもし。れーさん??…じゃなかったですか?」 女性の声 「どちらさまでしょうか?」 サヤ 「えーと、川原と申しますが…」 女性の声 「どのようなご用件でしょうか?」 サヤ 「(へーたん、れーさんの苗字ってなんだっけ?)」 女性の声 「室伏に御用でしょうか?」 平太 (笑) サヤ 「あ〜はい。むろぶし…さんです。たぶん。」 女性の声 「少々お待ちください。」 WC ぴんぴろりろりん… 礼 「はいはーい、GRSの室伏です。おでんわ代わりましたー。」 サヤ 「川原と申しますが…、えと、れーさんですか?」 礼 「ねえさんですか。どうしました?」 サヤ 「あ〜よかった。最近どうですか〜?」 礼 「ぼちぼちですねー。」 サヤ 「そですか〜。」 礼 「そちらは?ボンは元気にしてます?」 サヤ 「うん。元気ですよ〜。へーたんに代わります?」 平太 「いやいや。」 礼 「あー、それは遠慮しときます。」 サヤ 「え〜、なんでー。」 礼 「で、なんです? また食事のお誘いですか?」 サヤ 「うん。食事もそうだし。あと、れーさんにちょっとお願いもあるんだけど。」 礼 「うーん、魅力的なお誘いやけど、おれ、今、ちょおイソガシてね。一緒にご飯とか、時間取れへんと思うのです。」 サヤ 「そっかぁ。残念。」 礼 「お願い、てのだけ、承りましょか?」 サヤ 「う〜ん。えとさー、れーさんなんかつよ〜い『お札』とか持ってないかな? それ譲ってもらえないかな〜と思って。もちろんお金は払うよ?」 礼 「おお、買いモンですか? ええですよ。八王子まで出てこれます? 無理なら、ネット通販もできますけど。」 平太 できるんだ(笑)。 サヤ 「私は出られるよ〜。んじゃ、行こうかな。いつなら大丈夫なのかな?」 礼 「今日明日の昼中なら、八王子におるんで、来てくれればなんぞベンキョーしますよ? ねえさんも主婦ですし、好きやろ?バーゲンとか。」 サヤ 「ホント!? (へーたんはどする?)」 平太 「(いっしょに行くよ。)」 サヤ 「うん。セールとか、赤い札みるとつい買っちゃう。」 礼 「ええですね。ぜひいらっしゃい。」 サヤ 「へーたんも一緒に行っていい?」 礼 「ええですよ。千客万来、や。」 サヤ 「れーさん、明日はいられるの?」 礼 「ええ。」 サヤ 「んじゃ、明日でいいかな?」 平太 「おけー。」 礼 「んじゃ、まってますよ。」 サヤ 「よろしく〜。」 …がちゃ… 「というわけで、明日学校終わったら、八王子まで行こう。」 平太 「じゃあ明日は、駅集合?」 サヤ 「そだね。リキは置いてかないとな〜。」 リキ 「ばう…」 平太 「学校終わったら連絡するよ。」 サヤ 「うん。よろしく。」 平太 で、公園にいったと。 |
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