◆ 第一楽章 ◆

ボロシューズ
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ソーサーヒル頂上
 
先生 「おらァ、朝の会始めるぞ!!
昨日、校庭や校門の所に、ヘンな人がいるという話を先生聞いたんだけど、もし万が一、そういう人に会っても、決して付いていかないように。
とはいえ…先生は君たちを信じている。」

みんな 「…。」

先生 「返事はー!?」

シューズ 「はーい。ついていきませ〜ん。」

ハリー 「オレもついていかねー。」

シューズ 「おれなんかぜったいついていかね〜。」

ハリー 「オレだってついていかねーって言ってるだろ!!」

シューズ 「なんだと!おれなんか、お前についていかねーもん!!」

委員長 「こらっ、男子!静かにしてよ。」

シューズ 「すいません、委員長。」

ハリー 「静かにします、委員長。」
そして、あっと言う間に授業が終わり…
ハリー 「さあ行くか!すべてオレにまかせておけ!」

キッド 「まかせた!」

シューズ 「じゃあなー、がんばれよー。」

ハリー 「おっ、おい! 帰るのか!?」

シューズ 白衣のお姉さん、来てる?

GM 来てる。校門のところで、お姉さんが待っている。

キッド 「おねーさーん!」

お姉さん 「まっ!まっ!約束したもんねぇ。」

ハリー 「解剖されたら、たまったもんじゃないですから。」

お姉さん 「さっ、行きましょう、すぐ行きましょう。」

シューズ 「ちょっとおれ、失礼するわ。」

ハリー 「なんでだよ。」

シューズ 「ウサギに餌やってくるから。」

お姉さん ガシッ。

キッド 「往生際が悪いんだよ!!」

シューズ 「ごめんよ、お姉さん、お姉さん。」

お姉さん 「ごめんねー、おばさん、「お姉さん」とか言われてもわかんないのー。」

シューズ 「おばさん!おばー!!」

GM 怒ってる、怒ってる。(笑)

シューズ 「おれ、言うことがあったんだよ!
ちょっとそこの人、委員長に言っておいてくれ!!」

そこの人 「えー、なにー?どうした?」

シューズ 「おれは…、生きていると。」

そこの人 「オッケー、伝えとく」

シューズ 「あと、ウサギの世話も頼んだ。」

お姉さん 「さあ、いこーうね。」

キッド 「まさか歩いて行かせないよな。」

お姉さん 「歩くの嫌い?」

ハリー 「…まあ、いいだろう。とりあえず、脱いでくれ。」

お姉さん 「は!?」

ハリー 「白衣は目立つ!!」

お姉さん 「ああ、そうね。じゃあ、いきましょうか。」

…と言うわけで、謎のお姉さんに案内された3人は、農園の脇道を抜けて、ソーサーヒルに入ってゆきます。
 
ソーサーヒルは、アプリコットヒルの町の北西に位置する小高い丘で、うっそうとした木々に覆われています。
そもそもは、50年前の大地震によって突然隆起して出来た新しい丘で、当時は林と草原でした。

しかし、大地震の直後、丘の頂上に集中して降った流星群によって、頂上付近の木々や草地は燃えてしまい、今でも地肌を露出させています。
なかなかに傾斜のきつい斜面には、隆起したときに出来た裂け目なのか、所々ポコッと穴があいていて、とても危険です。
GM で、4人は獣道を抜けていきます。

お姉さん 「疲れた?もう少しよ、もう少しよぉ。」

ハリー 「こんなこと、たいしたことねーや。」

シューズ 「大丈夫っす。」

GM しばらく登っていくと、中腹ぐらいに、少し開けた場所があり、そこに建物が1つある。

キッド 「なにこれ?」

お姉さん 「私たちの研究所よ。どうぞ入って、入って。汚いとこだけど。」

キッド 「これって、人体実験ってやつ?」

お姉さん 「…さあ!入って、入って。」

ハリー 「うーん、まあ、もらう物もらっていかないと、話にならないからなー。」

キッド 「サターンとサクラ大戦だっけ?」

シューズ 「そう、そう。」

GM で、応接室みたいな所に通される。

お姉さん 「ちょっとお菓子でも食べて待っててね、博士呼んでくるから。」

GM さて、1・2分待たされた後、奥から、昨日、校門のところで見たおじいさんが出てくる。

おじいさん 「おおっ!なんと、きみたちか!きみたちが、この偉大な実験に参加してくれる気になった、偉大な小学生かね!?握手、握手。
私はこの研究所の主で、コメットという者だ。Dr.コメット。コメット博士と呼んでくれ。
で、こちら(お姉さん)がパナップくん。」

GM と、外からお兄さんが入ってくる。

お兄さん 「くそー、あのガキどもフケやがった…あっ!」

ハリー 「こりゃ、どーも。」

コメット博士 「 ああ、今入ってきたのがプリッツ君だ。」
コメット博士

白髪で白髭の誘拐犯?
自分では科学者と名乗っている。
パナップさん

女性の誘拐犯?
どうも解剖に興味があるらしい。
プリッツ君

お兄さん誘拐犯?
なんか間抜けな感じ。
シューズ 「あ、紹介が遅れました。僕、シューズといいます。」

コメット博士 「おお、シューズ君ね。 丈夫そうな名前だね。
さて、それでだねーきみたち、私たちの実験に参加してくれる気はあるんだね?」

シューズ 「ぼくは、ないです。」

コメット博士 「さて、時間がないので、端的に説明しよう。
我々は、実に57年前にここに降った隕石の研究をしている者だ。ところが!隕石のサンプルが、ひとつも採取できない。
そこで、「何故か」と、いうことを私は考えた。
私はパラサイコロジー 日本語訳に訳すと「超心理学」。
超能力や魔法など、自然科学的証明がなされていないいろいろな出来事を考える学問です。
科学で認められていないので、心理学の延長線上にあると考えられています。
の専門家なのだが、そこには一種の人払い…無意識に干渉する人払いのようなものが…うーん、わかるかなー?

キッド 「わからない。」

コメット博士 「超心理学的に言うなら、テレパシー リーディング、遠感現象、精神感応などを含む心の対話、共感。
相手の心がわかったり、自分の心が相手に伝わったり。そんな超能力。
とか、シンパシー 精神共鳴。テレパシーの、より原始的で、むきだしのもの。とかいう表現ができるんだが…」

キッド 「わからない!」

コメット博士 「つまりだねー、私たち人間を、「そこに行きたくない気分」にさせる「何か」が、置いてあるのだよ。」

シューズ 「あー、わかる。」

キッド 「犬のフンとかだろ。」

コメット博士 「そのようなものだ。実際はそれより数段こう…なんというか、ハイレベルなのだが…まあ、それはおいておこう。
ところがだね、この「人払い」は、ある種の子供たち、というか、思春期をむかえてない子供たちには、ほぼ無効だということがわかったのだ。」

キッド 「それで?」

コメット博士 「わたしはその場所を、『スターライトポール』と名づけたんだが…君たちに、その場所、スターライトポールに行って、どんなものがあったか見てきてほしいわけだ。
記録に関しては、電気機器が使えるかどうかわからないが、わたしの作った、バッヂ型ちょ〜小型ビデオカメラ、小さいから大した機能は付いていないんだが、それを使えば、2時間…3倍モードも付けたかったんだが…録画できる。ちなみに、ビデオはβを使用だ。
それはいいとして、どうだい行ってくれるかね?なーに危険なんて全然ありはしないよ。はっはっはっはっ。」

ハリー 「そりゃ、あんたらは行ったことないんだもんなー。
…まかせとけ!面白そーじゃねーか!」

コメット博士 「なにっ!行ってくれるかね。」

ハリー 「オレはいいけどね。」

シューズ 「ハリーが行くって言うなら…でも、どおしよっかな。」

ハリー 「とりあえず、報酬をもらえるんだし。」

コメット博士 「報酬…なんのことだね?」

パナップ女史 「あー、そのことはね、大丈夫よ。ちゃんと用意してあるわ。」

ハリー 「約束ですしね。」

キッド 「サターンとサクラ大戦だよ。」

コメット博士 「さっ、そうと決まれば早速行ってくれんかね!」

キッド 「どこにあるの?」

コメット博士 「ソーサーヒルの頂上に、穴がたくさんあるんだがね…。」

ハリー 「ライトとか必要じゃないの?」

コメット博士 「なかは暗い、と言うか地盤がゆるくなっているので、はっきり言って死ぬかもしれ…いやっ、それは平気だ!!」

キッド 「何言ってるんだこの野郎!!」

コメット博士 「君たちの見たものは、映像がさっきのビデオで逐一送られてくるから、がんばってくれ。」

ハリー 「ライトくれ。ライトがないと映りませんよ。」

コメット博士 「大丈夫だ、 カメラは暗視スコープ付き! カメラは暗視スコープ付き!」

ハリー 「いいから、ライトよこせ!」

コメット博士 「しょうがないなー…懐中電灯をあげよう。」

ハリー 「いきますか。」

コメット博士 「よし、案内しよう。プリッツ君。行ってくれたまえ。」

プリッツ君 「はっ!」
 
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