◆ 第一話 ◆

パンデモニウム
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意識と無意識の狭間
 
【マヨの家】

GM   トラがマヨ家に着くのは19時半ころかな。

マヨ  親はいない。飯の支度して帰る通いの家政婦のみ。

トラ  「ぴんぽ〜ん。」

マヨ  「おう、ようこそ。」

GM   じゃあ、食卓にご飯が用意されていると。

マヨ  「入ると良い。食うと良い。品数が足りんな。少し足そう。」

GM  だね。1人前だね。

トラ  「おぉぉぉおお。飯が。めしがある!」

マヨ  適当になんか作る。ありもんで、炒め物かなにか。

トラ  「いやいや、マヨ君。そんなに気を使わないでくれたまえ。」

GM   (笑)。

マヨ  「そういうことでなく。2人で1人前は少ない、と言っている。」

トラ  「いや、だからだね。そんな俺のために温かいご飯をつくってくれなくても。」

マヨ  「で、さっさとノート出せ? 正直、明日お前が忘れずに持ってくるかどうかがだけが心配でな。」

トラ  「は〜い。」

マヨ  「今日のうちに来てもらってよかったよ。」

トラ  「っていうか。ちゃんとやってるぞ! 俺だって。」

マヨ  「なにを。訊いてやる。なにやった?」

トラ  「半分は写した!」

GM   半分は自分でやったと言った方が…

マヨ  「半分…あー…よくやった、…な? 来年、受験生だけど。」

トラ  「いや、あと半分は今日写すよ。」

マヨ  「ぬな!!?」

GM  今現在半分(笑)?

トラ  「マヨ〜、友達だよな〜。俺の筆跡マネぐらいできるよな〜。」

マヨ  「ぎにゃー!!!」

GM   という声が闇にこだましたと。
じゃあ、一気に眠気チェックいってみる?

トラ  おおおおお。そんなものもあるのか。

マヨ  あー。今日は楽しかったし、きついだろうなー。

トラ  間違いなくトラは寝そうだが。

GM   ですよね〜。

マヨ  マイナス2 自分の疲れ具合を、眠気に抵抗する判定へのマイナス(不利な)修正として提案している。
プレイヤー自身が、状況を鑑みて自分自身に枷を与えるのもCherishならではのプレイスタイル。
。いい?

GM   −2いいね。

マヨ  …おお!? …3がでた。3成功でバリバリ元気。むしろ寝たい。

GM   (笑)。

トラ  宿題はやる気が発揮できない気がするのでトラも−2。

GM   逆に寝る気の人がいるよ(笑)。

トラ  ぴったり成功。

GM   いつまでかかるんだ?

マヨ  なんとか、2時前には終えたい。6時間は寝ないと。

GM   だいたい、夜中の2時ぐらいでもう一回判定じゃね?

マヨ  その辺までに終わってないかなー。

GM   宿題の半分だろ…なにが残ってるんだろな(笑)。

トラ  でも、写すだけだし。

GM    読書感想文は?

トラ  読書感想文は冒険日誌になったが、書いてある!

GM   (笑)。

マヨ  よかった。筆跡真似る側からすると、そっち系の、全部文字ってのが一番きつい。希望が出てきた。
<学校>+ウィズダムで、トラの筆跡真似て−3ついても…うりゃ!…7成功。

GM   おお! それは終わりそうだろ。あと3成功は欲しいけど。

トラ  俺の力ではなく、マヨの力で宿題が終わってく〜。

マヨ  筆跡まねしてるうちに疲れて寝るよ。てか、トラも判定してみてくれ。期待はしてないが、ウィズダム+<学校>で。

GM   んだね。

トラ  じゃあ10だね。

GM   それで成功度が3いかなかったら、2時までには終わらない。

トラ  7なので、成功度3。セーフ。

GM   じゃあ、ぴったし2時におわった。

マヨ  おお、良くやった。自分の分のノートをカバンにしまって、寝る支度だ。

GM   マヨ7割とトラ3割で終了。すごい比率。

マヨ  元は全部おれのノート。

GM   じゃあ、17:3。

マヨ  つまりおれ85%、トラ15%か。

トラ  「マヨ、君はさいこ〜の相棒だよ! ぜひうちの冒険部に…むにゃむにゃ。」

GM   ひど(笑)。

マヨ  「殺意が…今なら 家政婦に見られそうだ ドラマシリーズ『家政婦は見た』。
大枠は、殺人事件が起きた家に雇われていた家政婦が、『偶然』事件の鍵となる場面を目撃することで、その事件に関わり、解決を助けてゆくという筋立てのドラマ。 
。」

GM   (笑)

トラ  こんな時間まで家政婦が!!

GM   じゃあ、布団敷く? そのままばたん?

トラ  トラはそのままバタン。

マヨ  おれは、家では羽目は外せない。トラに布団かけて、歯あ磨いて、布団で寝るわな。

GM   おけ。

トラ  いい奴だな〜。

GM   じゃあ、お休みと…

マヨ  これが外なら家政婦に見られる心配もないのに…って、おわあ! 明日学校だよ。目覚ましセットせねば。 …よし。ばたん。
 
GM   ということで、2人ともそのままばたんと…では、2人とも夢を見ます。

マヨ  「…うーん…うーん…しゅくだいが〜」

GM   数字がいっぱいだったり文字がいっぱいだったりね(笑)。  
2人は別々の夢。夢の中では一人って言うのが正しいか。

マヨ  だな。

GM   暗闇の中に立っている自分。そこにどこからともなく現れる、金色の蝶。

マヨ  夢だと意識できる?

GM   お、いいね。意識できる。

トラ  「この蝶は…」

マヨ  「ふむ。 明晰夢 大まかには、「夢を見ている本人がそれを夢であると認識できる夢」のこと。
「夢を見ている人間がその内容にわずかに干渉できる事」といったいくつかの特徴がある。
か。疲れてたからな。」

GM   今日手に入れた携帯電話のパワーを入れた時に出てきた画像のような蝶だ。頭の上をひらひら舞ってるよ。

トラ  触れそう?

GM   触れそうで触れられない。

トラ  じゃ、手を伸ばすけどさわれないのね。

GM   うん。蝶がうまく避けてるのかな。まあ、普通チョウチョを捕まえようとしても、同じ感じになるよね。
金色の蝶は、導くかのように闇の中を飛んでいきます。

トラ  追いかけるっす。

GM   追いかけるとそのまま飛び続ける。

マヨ  そのように。

GM   じゃあ、それぞれ、蝶についてしばらく進んで行くと…行く手に1枚の扉が見えてきます。  
大きさは、高さ2m、幅1.5mくらい。

マヨ  『扉』に見えるなら、それは開けるための概念。当然、開ける。押すでも引くでもなんでも良い。

GM   おけ。

トラ  うむ。トラも開ける。

GM   扉は、押しても引いても堅く閉ざされています。 しかしその時、ひらひらと舞っていた蝶の、金色の光が強くなります。
光は、人のシルエットとなり…君たちと同じ位の大きさの人…金色の蝶のマスクをかぶった人に変わります。

トラ  「なんだ?? 誰だ誰だ〜?」

蝶のマスクの男  「ようこそ、意識と無意識の狭間へ…私はフィレモン…」

マヨ  「さて、明晰夢なら アーキタイプ 精神分析学の中で、人間の精神(特に無意識)の中に存在する、民族や教育による造形を超えた精神パターンの事。
男性原理である「アニムス」、対する女性原理の「アニマ」、老賢者、グレートマザー、トリックスターなどがある。
だが。」

フィレモン  「君は自分の名をここで名乗ることができるかな?」

GM   と、フィレモンと名乗った男が問いかけます。

マヨ  「無理。誰かが呼ぶ名で規定されるのが自分であるなら、おれはおれを現す名を持たない。
だが…他者の呼ぶ名は、マヨ。」

GM   それを聞いたマヨ側のフィレモンは、にやっと笑う。

トラ  「俺はトラだよ!」
 
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