◆ 第一話 ◆

パンデモニウム
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意識と無意識の狭間
 
GM   じゃあ、トラいくか。

トラ  おいっっす。

フィレモン  「トラ! それが君の名前か。」

トラ  「そうだ! フィレさんはどこの国の人?」

マヨ  肉の種類か!

トラ  長い名前は覚えるの苦手なの。

マヨ  たった5文字じゃー!

フィレモン  「さっき言ったろう。この世界、意識と無意識の狭間にすむ住人だよ。」

トラ  「ふ〜ん。そっか。じゃぁ、日本にもいるんだね〜。」

フィレモン  「ここで名前を答える事ができた君は、この扉の向こうに進むことができる。」

トラ  「お! マジで!?」

フィレモン  「君の冒険心に火がつかないかい?」

トラ  「つきまくり!! フィレさんよくわかってるね〜!」

フィレモン  「ふふ。」

トラ  「ぜひ俺の冒険部へ!」

フィレモン  「わたしは冒険部の一員じゃないか。」

トラ  「えっ、そなの〜!?」

フィレモン  「忘れたのかい?」

トラ  「う〜〜ん。ごめん。よくわかんないや。」

フィレモン  「さ、行くのかい? 行かないのかい?」

トラ  「行くよ〜! ありがとね♪」

GM   じゃあ、扉が開きます。真っ白い塔が見えるよ。地面は石畳。

マヨ  周囲は湖。きっと。

GM    おお、いいね。

トラ  お〜! 何かきれいだな〜。よし、あの塔目指して進みます! 
とりあえず、塔に登れば周りも見渡せるだろう。冒険心わくわく。

GM   正面に入り口があるよ。

トラ  は〜い。開けます。開きます?

GM   トラの行く手を遮る物はない。はじめから、開いている。

トラ  んじゃ、そのまま中へ!

GM   塔のなかの壁面にそって、螺旋階段が、ずっと上まで続いている。

トラ  上る!

GM   ひたすら駆け上がっていくのね。

トラ  その通り〜!

マヨ  かっこいいな。

GM   対照的でおもしろいね(笑)。
じゃあ、どんどんスピードアップしていきます。全然疲れない。

トラ  頑張るよ〜! おぉ、体が軽い!!

GM   あっという間に、天までのびていた塔の頂上らしき所に辿りつく。
 
トラ  「おっ! もうこんな高さか〜。」

GM   塔の頂上には槍を持ち、白い鎧に身を包んだ青年がいるよ。

白い鎧の青年  「来たな! 待っていたよ!」

トラ  「こんにちは〜!」

白い鎧の青年  「こんにちは。さあ、そこにある剣をとってくれ。手合わせしよう。」

トラ  「えっ!? マジで?」

白い鎧の青年  「本気も本気。良いかい?」

トラ  「剣なんて使ったことないよ! 最初は手加減してね。」

白い鎧の青年  「だいじょうぶ! 君ならできるよ。さあ、打ち込んできなよ!」

トラ  「だって、お兄さん槍だし。ま。いっか。おりゃーーーー!!!!」

GM   青年は槍を構えて待っている。

トラ   とりあえずがむしゃらにふってみる。

GM   それをしっかりと槍で捌くよ。

白い鎧の青年  「いいね。今度はこっちから行くよ。」

GM   見事な槍さばきで、ブンと空気を唸らせて足払い。

トラ  ジャンプしてみる。

GM   すさまじい速さの槍なのに、体がかるく、ジャンプでかわせる。

トラ  「ほいやっ!」

白い鎧の青年  「では、次は連続で打ち込んできなよ。」

トラ  「よ〜し。じゃあ、いっくよ! 覚悟ぉ〜!!」
ぶんぶんぶん!

GM   青年は槍でどんどん捌いてゆく。

トラ  「お〜さすがだね! かっちょい〜…」

白い鎧の青年  「次はこっちだ。一気に行くよ!」

トラ  構えるよ。いちおう。

GM   言ってから槍で突いてくるんだけど、すげー高速で、何回も突かれるよ。

トラ  剣で払うとかできない感じ?

GM   なんか今ならできるような気がする。

トラ  じゃ、『大冒険切り!』で払う

白い鎧の青年  「おー!」

トラ  「はーっ!」

白い鎧の青年  「隙があったら、いつでも来ていいよ!」

トラ  んじゃ、その払ったスキをついて切る。

GM   どんどんお互いの攻撃スピードが上がって行く。
そして、最初はゆっくりだった武器のぶつかり合う音も、どんどん早くなっていく。

トラ  キンキンキッキン!

GM   青年が、とてつもない速さで槍を繰り出しながら、声をかけて来る。

白い鎧の青年  「そうだ、僕の名前がわかるかい?」

トラ  わかっていいの?

GM   うん、剣を打ち合ってるときに、なにやら頭に浮かんでくるかもね。剣の打ち合う音が早くなればなるほどはっきりと。

トラ  「うん。 クー・フーリン アイルランド・ケルト神話の英雄。
武芸の女神スカァハに師事し、必殺の槍ゲイ・ボルグを携える。
、だよね。」

GM   それを聞いて、にこっと笑顔を見せる。そして、くるっととんぼ返りを切って、後方に飛ぶ。少し距離があいたね。

トラ  「負けね〜ぞぉ! また勝負してね!」

GM   槍を後ろに控えて。

クー・フーリン  「いい勝負だったね。」

トラ  「うん。」

クー・フーリン  「そろそろ目覚めの時間みたいだ。
…僕の名前を呼んでくれれば、いつでも君のもとに駆けつけるよ。」

トラ  「OK! 待ってるよ〜!」
 
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