【書庫】
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平太
書庫の鍵を「夕顔」の鍵で開ける。
WC
扉には夕顔の木札。鍵はぴたりと合い、扉が開く。
中には、壁一面に書架が立てられ、中央には小さなテーブル。
薄く埃をかぶっているが、それでも客間などとは段違いに使用感が残る。
平太
ここの本も英字かな?
WC 洋の東西を問わず、多くの本がある。
タイトルが読めないもの、普通に日本語の本、子供向けの本や、政治・経済・哲学の本など。
整理の仕方がまちまちなので、複数の人間が、個人でテリトリーを決めて使っていたような印象も受ける。
サヤ
う〜ん、これは何かを探すのは大変そう。
平太
いすは1脚?
WC
いすは3脚ある。
平太
3人までなら一緒に読めるのか。
サヤ
このエリアに内容が偏ってる…とかあるの?
WC
言語の偏りが大きい。
平太
何カ国もって感じなのかな?
WC
日本語の本には、芸術系・文学系のエリアと、子供向け・科学誌系のエリアが。
多種の外国語の本が混ざった、分厚い学術書(?)のエリアもある。
後は、英語メインの、家庭必携本(医学系・料理系など)エリアくらいだろうか、大まかにわかるのは。
まあ、学術書のエリアに小説が混ざってたり、英語メインのエリアに日本語の絵本が混ざってたりもするのだが。
エリアをまたいで、同じような本も何冊かある。
サヤ
エリアをまたいでる本って何かわかる?判定必要かな。
WC
いや、ベストセラー。
サヤ
納得。う〜ん、そうすると少なくとも4人は住んでそう?
ま〜皆が本に興味あるわけじゃないだろうから、全員が書庫を使ってたわけじゃないだろうけど。
平太
そだね…。
WC
そう見れば、エリアごとの本の数もぜんぜん違うしね。
平太
エリアはいくつに分かれてるの?
WC
見ての通りに。
サヤ
4つだよね? おおまかにわかるのは。
だから、大人は4人かな〜と勝手に思ったんだけど。
少なくともだけど。
WC
線が切ってあるわけではないので、厳密にはわからない。
というか、あくまで印象のエリアわけに厳密さもクソもないのだが。
平太
そか、そういう区切りならそうだね。
サヤ
うん。まぁ、印象でいいのです。
平太
さっきの主の部屋の人がここに書架を持ってなかったら、5人になる可能性もあるね。
サヤ
うんそう。
WC
また、東側の壁には、サルーンであるはずの場所に通じる小さなくぐり戸もある。
平太
この部屋からサルーンへの扉は開けられる?
WC
残念ながら、開かないようだ。鍵はついていないようだが。
サヤ
そっかぁ。じゃ、私は書庫OKかな〜。
平太
そだね、じゃあ「アトリエ」に移動しようか。
WC
時間は4時前。
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