虚空の翼

◆2話 ◆

うつつにうつるはまぼろしの
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共由
 
WC  眠気は、連続起動時間を目標値にして判定です。
初日の場合は、その前の日の睡眠時間引くか。

サヤ  いいですよ〜。

WC  何時に起きた?

平太  7時だっけ?

サヤ  確か7時ですよね。

WC  とすると…とりあえず目標値9でブレイブ判定。

平太  おけ。

サヤ  ブレイブか…。ならいけるかも。

WC  多分これで睡眠時間が少なくなればなるほど寝やすくなるはず。覚えとこう。
 「連続起動時間−前日の睡眠時間=眠気。」

サヤ  ケアフルで判定して、ブレイブ10。本を読んで眠くなるのを気合いで耐える。

WC  問題は解読判定。英文科でクレバネス14。高校生で20。

サヤ  14はムリ〜〜〜! ギャンブルとかノーマルの8以上だよ。

WC  電子辞書で−2できる。もっと専門的な辞書なら−3まで。もっと専門的な辞書は、高校生には使用不能。

サヤ  おー電子辞書ある。

平太  前は−1だったよね。

WC  それ詩文のほうじゃない? 散文なら−2で良い。

平太  モノによって変わるって事なのね。

WC  辞書は単語と用例を調べるものだから、詩文の解読には適さないと思うの。経験上。

平太  なるほど。

WC  ということで、クレバネスで目標値12。

サヤ  はいはい。でも厳しいっす。 @ノーマル☆1…ごめーん! 2で、結局8。

平太  うーむ…残念。

WC  まあ本来、大学の研究室で読むようなものだ。再チャレンジには+3時間で。

サヤ  それはもう起きてからの方が良さそうだね。眠気もキツイだろうし。 
再チャレンジは1.5時間でどう? もう単語は辞書で調べてあるはず。それを文章として組み立てる作業。

WC  ああ、メモ取りながらとかならそれもアリか。じゃあ、それで。今晩やる?

平太  やるなら今晩だよね。

サヤ  どうせ寝るなら、眠気判定でも一緒だし。

WC  眠気は、連続駆動時間が+3されてるので、12になってます。よろしければどうぞ。

サヤ  それだったら、6時半に起きて読んだほうが効率いい気がする。

WC  早寝早起きの方が効率は良いらしいし、システム的には現実に即してると思う。
夜型は、「可能」であって、「ベスト」ではない。

平太  で、リアルだと寝過ごすんでしょ?(笑)

サヤ  そうそう(笑)。

WC  寝過ごすね。

サヤ  じゃー、さやは寝ます!! 寝て朝早起きして再判定でお願いします。
 
WC  では、午前2時、就寝寸前のサヤはおいといて、次はへーたか。

平太  食器は共由さんが取りにくるのかな? 
それを手伝いながら、台所で話をするか。

WC  台所で。

平太  「共由さん話ちょっといいですか?」

共由  「はい?」

平太  「柏陽さんに代わる『次』の人ってどうやって決めるんですか? 決まるというか…」

共由  「紅簾の間で、証人を置いて、宣誓した者が次期の当主です。」

平太  「だけど、今は…入れないし他の方法をとるんですよね。」

共由  「この場合は、この館内で、住人2人以上の賛同を得た者が次代、でしょうね。」

平太  「本人以外の、他2人か。」

共由  「もう一つの方法は…いえ、なんでも…」

平太  「…」

共由  「話し合い、で決まると良いのですが…」

WC  共由の顔色は優れない。

平太  「ほんと、すぐに決まるといいんですけど…」
まあ、共由が選ぶのは誰かは聞かないで。
「ちなみに、帰って来たときに『長月』の鍵を柏陽さんに送った形跡があるっていったでしょ?」

共由  「はい。」

平太  「その鍵が見つかったとして、その鍵を受け取るにはやっぱり…」

共由  「承認が要りますね。当主の。」

平太  「…ですよね〜…。」

共由  「一応、小さなものですが吐月のものですし。あまり価値のないものなら、口約束で良いのですが。」

平太  「鍵はどうなんですか?」

共由  「難しいと思います。」

平太  「柏陽さんの部屋の中見せてもらう事なんてできないですよね?」

共由  「…いえ、かまいません。」

平太  「ほんとですか?! もしよかったら、とりあえず探しておきたいので、それであれば、うれしいです。」

共由  「当主不在の状況ですから。蒼次郎さんや詠歌さんは嫌がるかもしれませんが。」

平太  「まあ、そうでしょうね…。」

共由  「明日、確認を取ってからのほうが揉めないとは思います。」

平太  「はい、そうします。今日はもう遅いですもんね。明日、ちょっと他の人に聞いてみますね。」

共由  「そうですね、そろそろ24時ですし。大門さんもお休みになられては? 
今日は朝からお疲れでしょう。」

平太  「ですね…寝る前にちょっとだけ、紅簾の間に行ってもいいですか?」

共由  「どうぞ。入れませんが。」

平太  「じゃあ、ちょっと行ってきます。おやすみなさい。」

共由  「おやすみなさい。」

平太  じゃあ、そのまま紅簾の間に向かうね。 
 
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