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物語を創るTRPG 「その他」(岩間)


  1. 物語を創りたいというプレイヤーとGMのためのTRPG
  2. ハック&スラッシュとかいうTRPG
  3. 初心者プレイヤーのキャラクター個性アピール
  4. ブレイド・オブ・アルカナ リンカネーションを購入した話
  5. TRPGのGの話
  6. 「あなたはTRPGで、何を最も重視するプレイヤーですか?」のアンケートを見て

物語を創りたいというプレイヤーとGMのためのTRPG

さて、いまさらですが、我がサイトはTRPGオリジナルサイトとして、システムとリプレイを公開してきました。
過去には、すべてのTRPGプレイヤーにシステムを使っていただきたい!どんなプレイヤーでもカモン!という、来る者拒まず、去るもの追わず、そして、訪問者にはヘコヘコするというそんなサイト運営をしてきたのですが、もう今後はそういうのを一切やめます。

やはり、ゲーム中にルールがあるように、TRPG自体にも明確なルールが必要で理想の形があると思います。そのルールを守らないために、どんなに素晴らしいシステムを使って話を創ったとしても、一人の参加者の行動如何で世界を破滅させることができてしまいます。
そこで、我がサークルが目指すTRPGのスタイルをここに記載します。
訪問者にはその心構えを持って、当サークルのシステム利用を約束して頂きます。

ゲームマスタとプレイヤーは、どんなシステムであろうとも、物語を創っている自覚を持ちプレイに参加すること。

これだけを守って、サークルのシステムを利用してください。

ハック&スラッシュTRPG

「最近のTRPGのシステム傾向は、ハック&スラッシュだ!」とどこかで聞きました。
※ハック(切り刻む)とスラッシュ(叩き切る)から来ているらしく、キャラを強くしてモンスターを倒すことが至高みたいな考えのようです。

確かに、社会人になり学生の頃に比べTRPGプレイ時間を捻出するのが難しくなってきて、もっと気軽にTRPGできないかな~と思うこともあります。
ですが、キャラクターの成長と、モンスターとの戦闘を基軸においてTRPGを行う価値はあるのでしょうか?
それって、別にTRPGでやらなくても、3DSのモンスターハンターをみんなで遊んでいればいいのでは?
システムの判定はコンピューターがやってくれるし、パラメーターの数値計算から、アイテムの購入と消費の管理までしてくれますしね、時間の短縮にもなります。

あと、ダンジョンものというか、ちょっとした依頼をこなすために仲間と遺跡に探索にいってそこに住んでいる敵と戦って、宝箱をあさって帰ってくる。
で、今日は魔法の剣が手に入ったぞ!これでまた俺のキャラクターが強くなった!
…こういう強くなったぜTRPGをやっている方って、今いるんですかね?
今なら、MMORPGで無料のゲームでも選んで、みんなで遊んでればいいと思うし。

何にしても、TRPGが他のゲームに持っていない唯一の機能が

ゲーム参加者全員が、一緒になって物語を創る事ができる。

ということなので、せっかくTRPGするのなら、物語を創ればいいのに。というお話でした。
あなたはどう思いますか?

初心者プレイヤーのキャラクター個性アピール

久しぶりに新人TRPGプレイヤーとゲームをして、懐かしい風景を見ました。
25年ぐらい前の自分のプレイを見ているようです。

新人プレイヤーによくあるのが、一癖あるキャラクターのプレイです。
「自分のキャラクターは変なやつでこんなことしちゃうんです!」というのを物語の中で奇抜な行動や、セリフでアピールするのです。
そういう行動をすると、大概、キャラクターの吐いたセリフは誰の耳に届かず、虚空に吸い込まれてしまったり、行動は軽く流されて今の何だったんだ?みたいな感じになります。 リプレイになったりしても、カットされることまちがいなしです。

漫画等でそれらの奇抜な行動が許されるのは、その行動に対してツッコミを入れてくれる人がいるということを忘れてはいけない。どんな所に球が転がっても。それをしっかりキャッチしてファーストに送球してくれる有能な別キャラクターがいるのです。
なぜそのような演出がそれが可能かというと、一人の人が創っているからです。漫画家が頭のなかで自由自在に多くのキャラクターを動かし、想定していたボケに想定したツッコミを合わせているのです。
しかし、TRPGでは他のプレイヤーにアドリブを要求するようなものなので、なかなか難しく、長年一緒にプレイをしてきたプレイヤー同士であれは可能でしょうが、それでもかなりスキルが入ります。ダウンタウンのまっちゃん、はまちゃん並みのスキルです。

なので、そのような曲者プレイをやりたい新人さんがいましたら、事前に他のプレイヤーへ、
「すいません、俺のキャラクターは超空気が読めない発言をするし、突拍子もない行動をするキャラクターなので、変な事をしたらぶっ飛ばしてください。」
と言っておくのがいいでしょ。そうしたら…
「了解。全力でぶっ飛ばす」
と、優しい他のプレイヤーが言ってくれます。

初心者にかかわらず、物語の中でキャラクターの個性を表にアピールしようとするあまり、アピールしすぎて空回りしてしまう事があります。
TRPGは団体プレイのゲームなので、周りとの関係も考慮してキャラクターの奇抜な行動をしましょう。

ブレイド・オブ・アルカナ リンカネーションを購入した話

この度、Cherishルールブックの提供に伴い、多くのTRPGプレイヤーと交流を持つ機会ができました。
そして、ブレイド・オブ・アルカナ リンカネーションのプレイ(アクトと言うのかな?)に誘われました。

で、誘われたので、さすがにルールブックなしではまずいと思い、すぐさまアマゾンで購入。
1993年に購入した「リングバース」以来の購入なので、実に22年ぶりルールブック購入となりました。

久しぶりに市販のルールブックを読んだんですが、今のルールブックってみんなこうなですかね?
最初にお読みくださいの『ゴールデンルール』に、こう記述があったんですよ。

本作では、参加者全員が協力してひとつの英雄譚を生み出し、
その過程でできあがった伝説、物語を楽しむことを目的としている

やっぱりTRPGってそういうモノですよね。
何となく、TRPG界の端っこで生活していて、世界の情報に疎かったけど、ルールブックを作るクリエイター達は、物語を作る物としてTRPGを考えているんですね。
なんか、すごく安心したので、ちょっとテキストにしてみました。

そんな、記述がしっかりとあったルールブックなので、なんか好きになれそうです。

TRPGのGの話

最近ツイッターを見ていたら、こんなのがありました。

TRPGは物語を作る事ができる、しかし、自分の作りたい物語を完成させるために、「判定が邪魔だ!」というのは確かに違うと思います。
TRPGは、テーブルトークロールプレイングゲームの略ですね。
だから、判定という要素「ゲーム」を抜いてしまうと、TRPGでは無くなります。

たしかに、サイコロの偶然に頼っている訳なので、どうしても不運な事故は起こります。
しかし、その事故すらも物語の肥やしにしていく心構えを、参加者は持つべきでしょう。

一応、不幸の回避策としては・・・
「ヒーローポイント」があるシステムで、プレイヤーが演出をしていく方法がありますね。
あとは、トランプなどを判定の道具として使い、配られた手持ちのカードの出す順序で物語を演出するというシステムもあります。
判定が無い、安定した物語を作りたい方は、そういうシステムを選んでみてはいかがでしょうか?

でも、今後もしかしたら、「G」を取った、TRP(テーブルトークロールプレイング)というジャンルが、派生する可能性があるかもしれませんね。
プレイヤーの会話の熱さで、シナリオの状況が変わるような、システムを提案できれば面白いかもしれません。


「あなたはTRPGで、何を最も重視するプレイヤーですか?」のアンケートを見て

今日もツイッターから
あなたはTRPGで、何を最も重視するプレイヤーですか?(回答数100)
というアンケートの結果が出たので、見てみました。
1.物語重視型:セッションの物語の行く末を体験し、見守りたい:34人
2.演技重視:自分のキャラクターになりきって演技がしたい:18人
3.異世界体験:仮想世界の目新しい場所や体験を味わいたい:14人
4.観客型:みんなが楽しんでいるセッションを自分もいっしょに楽しむ:13人
5.謎解き重視型:困難を乗り越え、それを克服する最良の方法を探す:10人
6.強さ重視型:キャラクターが成長し、強くなっていくの味わいたい:6人
7.しでかし屋型:とにかく何かが起きるのが楽しい。:3人
8.ぶち殺し型:敵をぶっ飛ばして、スカッとしたい:2人

「物語重視」が一位になったのは喜ばしいことです。
でも、「物語重視」の補足文を見ると、ちょっと「見守る」って部分で異議はあります。
物語は、参加者みんなで作り上げる物なので、見守っていても出来上がりません。
なので、私はこの中で言うと「謎解き重視型」を押しますね。

TRPGで謎解きって、案外おろそかにされてると思う部分もありますね。
マンガとか小説は、物語の中に大きな謎はあるけど、細かい部分の謎って案外簡単に解決して、通り過ぎてしまう物なので。
例えば、探偵小説の場合、探偵はあまり苦労せずに証拠が目に止まってしまうことがあります。
でも、TRPGの「G」がゲームである以上、問題への行動があって、解決に移行するべきだと考えます。
泥臭い作業なんですけどね、机の下を調べたり、タンスをあさったりとかって。
(あれ?でも、なんかドラクエの勇者みたいでかっこいい!)

謎に対して「見守り」なんて態度取ったら、それこそ物語は停滞確実です。
なので、プレイヤー達は積極的に、謎解きの行動をして、謎を解決した喜びを楽しんで欲しいですね。
一番かっこいいプレイヤーは、『謎を解いたプレイヤー』。
これを覚えておいて欲しい。

あ、そだ、アンケート結果を性別に分けたら。
女性の方は「演技重視」も「物語重視」と同じだけいました。
女性の方が、ロールプレイを楽しむ傾向があるみたいですね。

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